飲み食いしんぼの釣れ釣れ日記


 客席の真ん中に台を置いてまな板を乗せたと思ったら、ブリが登場。輪島で揚がった初物ブリの解体ショーです。ブリの旬はまだ先ですが、12kgの立派な巨体に参加者も沸いて、フラッシュの嵐(笑)。料理長もブリを抱えてしばしポーズ。



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 皿に盛られたブリの刺身は、ほどよい脂の乗り(余り脂っこいのは苦手なもので)で、私のテーブルは写真を撮る間もなく、胃の中に消えていきました。私の胃にもたくさん入りましたが…(写真は隣のテーブルの小皿です)


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 山の幸盛り合わせは、表面を炙った鹿のたたきと能登野菜で知られる(?)沢野ゴボウの七日炊きと中島菜のおひたし。ゴボウはホクホクと柔らかく味も染みこんで、旨い! 今年は北陸で鹿が増えて、駆除に苦労しているらしいです。29日には福井県で、鹿肉食べ放題的イベントがあって、誘われてるんですが、行きたいなあ。



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 続いて出てきたふろふき大根は、サバのぬか漬け(福井県のへしこと同じもです)の切り身が入っていて、何ともいえない、コクと滋味たっぷりのありがたさですな。


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 牡蠣の貝殻に入っているのはすった加賀丸芋をまとった甘エビ。オーブンで焼いたのか、頭もパリパリ食べられました。


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 締めは、錦糸玉子と金時草の寿司。何やら、キン、キンとめでたい感じ?

飲み食いしんぼの釣れ釣れ日記


 桜田酒造の「のとざくら」は、同社の定番銘柄「初桜」と全く違うイメージの男らしい字体のラベルです。でも、味は、能登の酒らしい、甘みもある優しい感じで、米の香りもしっかりしたような…


 中島酒造店のピンク色のにごり酒「花おぼろ」は、毎年味が違っていたような気がするけど、6年目の今年は酸味と旨味のバランスが良くてグ~でした。


 松波酒造の純米ひやおろし「金の星」は、加賀友禅の作家がデザインした黄葉して輝くイチョウの葉の絵が最高!(ラベルの話ばかりでスミマセンm(_ _)m)


飲み食いしんぼの釣れ釣れ日記
<若女将と話すのと飲むのに夢中で写真撮れず、松波酒造のHPから>

 

 味は、キリッとしていてほどよく芳醇さもあったような……この辺になると(もっと前から?)味はよく分からなくなってましたが、頑張って10種ほどの銘柄を飲みましたわ。皆、旨かったです!!


 料理も能登のお酒に合う旬の素材ばかりで、お土産にカップ酒までいただき、6000円の会費で大満足の夜でした。


 でも、何か足りないものが… 「ビールを一杯、飲みたかった」という一部の声に賛同する輩が数人。そういえば今夜は最初から日本酒オンリーで、のどがかわいたかも。8人ほどが「とりあえず」ならぬ「しめ」のビールを求めて、夜の銀座に…今夜もエンドレス?