221209 mutek day3 @ streamhall

 

Myriam Boucher
特殊装置を使ったドローン系ライヴ。

左右に二つづつ掛け軸みたいなサイズの白い布を奥行き方向に傾けて置いて水の入った容器をしたから光を当てることで波紋が布に当たる。

会場は通常よりも暗いためその波紋は白く光ってとても綺麗。

それが音にどう反応しているかは全くわからなかったのだが鳴っている音はサイン波を4つ使ってfm合成をしている音で、白い布に映っている波紋をそのまま音にしているような印象だった。

音がモアレのように細かく震えたり緩やかに震えたりを繰り返し、そのうち別の音が足されていく。

音の発生源は初めのうち真ん中からだったり右からだったりははっきりしていたが音が増えるにつれて明らかだった音の位置も曖昧になって空間を形成していく。

という感じで空間系のドローンのライヴでいい感じにミューテックぽかった。

France Jobin & Markus HeckmannCA/QC+DE
映像主体のドローン音楽作品。

点の集合で面を形成しその面が布のように揺れる。

それが全面に展開しいつの間にか点が寄り集まって線になっている。

その線が今度は面を形成しながら布のように揺れる。

それぞれの線にノイズが入って線の形が崩れ点の集合になるが布の動きを形成している面の動きは保たれたままになる。

全編を通してそういう感じだったのだが色収差を使ったり無数のバリエーションを作って展開を形成していたのでそんなに飽きない。

音がどんなものだったのかはおぼえていないが映像を際立たせるようにしながら展開ごとに音の雰囲気を変えるとかうまくやってた気がする。

いま思い出したのだが音は鈴をノイズにしたような高音とか地響きのような轟音とかでうまい具合に低音だけにしたり高音だけにしたりして緩急をつけていた。

総合的にレベルが高い。

終わった後で知ったのだが映像のマーカスヘックマンはtouchdesigner(リアルタイム映像ソフト)の会社であるderivativeの人で、いくつかチュートリアルを見たことがあるがかなりレベルは高めだったと思う。

昼間にtouchdesignerのチュートリアルをやっていたらしいけどどういうのをやったんだろう。

YOSHIROTTEN & TAKAKAHN feat. Baku HashimotoJP
ゴミ以下。

当方の知る限りミューテック史上ワーストアクト。どうしたミューテック。1日に一つはゴミアクトを入れる決まりでもあるのか?

映像の人が綺麗めなモーショングラフィックを作る人だったのだが割と普通だった。普段のこの人の映像の片鱗すら窺えない。

というか音楽があまりにもひどいので途中から映像は見ていなかった。

(音楽があまりにもひどかったので映像もひどいと思って全力でディスったがよく考えたら映像は普通なだけで酷くはなかった。削除及び修正ずみ。)

音楽はなんとなく展開らしきものは考えている節はあるのだが音のあり方を全く考えておらずどの音も耳障りに響く。

特に低音がひどい。低音が大きすぎで空気が振動している。

もちろん空気が振動するような低音は通常は大歓迎だが音楽ができていない低音は耳障りなだけで不愉快。

そのうえドラムだけではなくベースも常に鳴らし、ただでさえうるさいベース音を徐々に大きくする始末。この低音処理の稚拙さ、さてはお前、DTM歴ひと月未満だな?

終わると不思議なことに「フッフゥーーー!」みたいな歓声があったのだがちょっと違和感があった。

普通そういう声者の賞賛があるならもっと激しい拍手があるはずだがそこにあったのは弱めのにわか雨の降り始めみたいな社交辞令以上の感情の存在しない拍手。

何度か続く歓声もちょっとよく聞くとおかしい。

通常であればそういう歓声を翻訳すると「すげえすげえ最高!あんたやべえぜフッフゥー!!」という感じのメッセージが感じられるのだがこの時にあったのは無理して歓声をあげたような力のない弱い声でこっちを翻訳すると「、、、う、、、うん、よかった、、んじゃないかな、、がんばったね!」という、最大限に忖度してカバーしきれずにぎりぎりで慰める感じに頑張ったねとか言ってしまったような、そういう歓声だった。

VJ氏はちょっとしたカリスマめいた人気がある人なのでたぶん歓声を上げた人は知り合いだったんじゃないかな。

二度と見たくないライヴ。

ミューテックということで無条件に使用していたのだが今度からはちゃんと下調べしていこう。


このアクトがこういうかんじだったので幕間のBGMがいつもよりカッコよく聴こえた。

KOPY & VJ BunBunCA/QC + JP
割と普通目のテクノにいい感じのVJが入る。

音楽はまあまあ微妙なのだがVJがかなりよかったのでちょっとした酩酊感をおぼえるくらいにはいい感じに聴こえた。

しかし低音が強すぎで辛かったので途中で退室した。

PAがダメだったのかアーティストがダメだったのか、どっちだろう。

Mars89 & HEXPIXELSJP
クラブの遅めの時間にやってそうなテクノと今度はちゃんと本職のリアルタイムの映像の人のVJ。

両方素晴らしい。

映像では輪っかが音に反応しながら多重の蛍光灯のようにフリッカする様子がすごくカッコよかったので今度どっかで真似しようと思う。

しかしいかにかっこいい要素と言え30分以上も使いまわされると流石に飽きる。それが1時間近く使いまわされた。

それ以外の映像は諸星大次郎作品からイメージを借用してきたようなまあまあ気持ち悪い感じで色は深緑一色。

音楽の人の名前がmarsなので火星をイメージしたのだろう。

もうちょっと色があったり2次元加工してもよかったような気がする。

音楽も最初のうちはかっこいいものの長く聴きたいものではなく途中で聴き疲れをしたがさっきのクソアクトの口直しの意味もあって最後まで聴いた。

途中帰る人はちょいちょいいたが概ね好評だったようで大喝采を浴びていた。

 

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