230222 amelie lens / o-east

 

アメリーレンズとはテクノクイーンの称号を持つベルギーのDJで、当方がその存在を知ったのは五年ほど前だがその時点で既に名声は盤石のものだった。

今までに2度行ったことがあり両方とも良かった。

なので今回また観れると知って行かない理由はない。

 

というわけで行ってきたのだが、まあ音楽はとても良かった。

前座はアメリーに引けを取らないくらい良かったしアメリーも展開が早くフロアを上げるのがうまい。

なので大いに盛り上がった。

盛り上がりすぎたくらいだ。

どれくらい盛り上がったかというと混みすぎて楽しめないくらい盛り上がった。

感染症的な規制らしきものは一切感じられず、ふとした拍子に発生する目の前の空間か後ろへ交代する以外の移動はほぼ無理。

何やら頭っぽいものが背中に二つゴリゴリぶつかってうざいので何かと思ったら異国のカップルがキスをしながら踊っていた。

すげえ邪魔なので振り向きざまその頭に肘で殴った。

するといい感じに気分を害したらしく文句を言いたそうにしていたが適当に追っ払った。

キスをするのはいいんだがもうちょっとスペースのあるところでやってくれ。

しかし追っ払ったとは言っても周りはノリノリで踊っているしアメリーはそこにひたすら拍車をかけるし、ちょっと無理だったので後退したり2階に行ったりしたが後ろだと音がこもるし2階だと音が弱いしでまあまあ微妙。

ドリンクを買うときも微妙で、おっさんと女の子がカウンターにいたので女の子の方に注文しようとしたらおっさんが急かしてくる(無視すれば良かったと後悔した)ので思わずそっちで買ってしまった。

音楽が酩酊感のあるものだったのでレッドブルウォッカを買ったのだが、いつもはコップに注ぎ切れなかったレッドブルをくれるのだが今回はくれず、しかも値段はいつもの1.五倍。

当方としてはアルコールが欲しいわけではなく水分と糖分を補給できるものが欲しいのでこれはかなり減点。

また買えばいいのだがそれをやるにはせっかく前の方まで行けたのを放棄してまたカウンターまで来なければならない。

 

要するにアーティストのパフォーマンス以外クソだった。

それ以上そこにいて楽しめるかというとその自信はなかったのでさっさと脱出。

o-eastは広くて音もいいので今回の使用が特殊であることを祈る。

あれだったら帰って曲を作るかエルデンリングをやっていた方がたぶん面白い。

なのでそのようにした。

 

深夜の渋谷は久しぶりだったので少し散歩して帰った。

 

だが、パフォーマンスは本当に良かった。

クラブ特有のずぶといバスドラに軽い金物が入ってさらに高音で埋め尽くした後で一瞬バスドラを軽くしてから再びバスドラだけでゴンゴン鳴らす。

今度はリフを乗せて音を埋め尽くしてから一気にバスドラだけに戻す。

何度かそれを繰り返してから今度は長いブレイクのようにバスドラを外してから今度はバスドラを一気に叩きつける。

その度にフロアは盛り上がる。

盛り上がるんだがあのスペースで盛り上がりすぎるのは逆に辛い。

そう言えば前回アメリーレンズを見たときも混みすぎてたので帰った気がする。

最初見たのは海外だったのでそういうのはなかった。

もしかしたら日本でビッグネームのDJは見るべきではないのかもしれない。

 

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