みなさま、いつも温かく見守って頂きまして、

ありがと~ございます。


先週末、都内のイベントに夫婦で参加しました。


あなたは受ける医療をどう選びますか?

~トンデモ医療を見分け、最適医療を患者自身が選択するために~


参加者は医療関係者や患者会代表の方などが多く、

とても密度の濃い内容で、3時間があっという間に過ぎました。

講演は、患者・医療者・メディアの立場の方々です。

以下ざっくりピカケ流省略内容です。


患者の立場からは、グループネクサスジャパンの天野慎介さんです。

なぜ患者は、トンデモ医療に流れるのか?

現在医療に対する不満がある。

患者はいつも希望を求めている。


ところが、トンデモドクターの中には、偽りの希望を発する医師がいる。

また、トンデモ患者会もある。


医療者の立場からは、

日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授の勝俣範之先生です。

トンデモ医療の闇と現実

~医療現場で起きていることを医師目線から~

・トンデモ医療の現実

・正しい医療情報の見かた

・どうすればよいのか?


インターネットがん情報の危うさ

正しい情報にヒットする確率は50%以下。

新聞情報・雑誌の記事・権威者の意見・体験談・インターネット情報など

医学情報の信頼度は低い。


診療ガイドラインを利用する。

国立がん研究センターがん対策情報センターHP・・等。


「がん患者を食い物にするインチキ治療」

1、保険がきかない高額医療

2、体験談が載せられている

3、○○免疫クリニック、最新○○免疫療法

4、先進医療に指定されていない

5、奇跡の○○治療、末期がんからの生還

→2つ以上当てはまるとインチキは確実!!


トンデモ医療がはびこるのは規正がない日本だけ。

患者さんは分からないのだから、騙す方が悪い。


メディアの立場からは、朝日新聞の高橋美佐子さん。

自分に適した情報の見方・読み方


ニュースになるのは、「人が犬を噛む」など

歯切れ良く、刺激的なもの。

これが落とし穴です。

新聞には欲しい情報が案外載っていない。


パネルディスカッションでは

「自身にとっての最適医療を受けられる市民をふやすには?」


ファシリテーターで、主催者である患医ねっと代表の鈴木信行さんが、

ご自身の直近の体験をもとに、トンデモ医に実際に行かれて感じたことを報告されました。

患者は、

1)あふれる情報のなかで良質な情報を見極めるのは極めて困難。

2)告知直前後に冷静な判断力はない。

3)情報を見る目にバイアスがかかっている。

 ・辛い・痛い治療をさけたい。

 ・簡単に治る、苦しくない方法はないか。

ゆえに、情報の精査能力を日ごろから養うことが必要

と話されながら、

3名の講演者にドンドン質問を掘り下げて進められました。

そして、私達一人ひとりは何が出来るのか?


あ~、内容が深くて書ききれませ~ん。

「患者」と「医療者」をつなぐ

とても考えさせられる内容のイベントでした。


暑かったけれど、行って良かったです。


ウッフッフッフ~ (笑ってます。)


ちょっとは賢くなりますように~。



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