熊本地震で被災されたみなさま、闘病中のみなさま

どんなに辛く不安な日々を過ごされているかと思うと

とても心が痛みます。

一日も早い復興をお祈りいたします。


昨日は、相模原のK大学病院の婦人科外来に

往復5時間以上掛けて行ってきました。

相変わらず右胸脇の痛みがあって、

途中で何回か休憩しながらでした。

M病院時代に私の手術をして頂いた、とても優しいT先生の外来です。

外来では、腹部エコーと子宮頸がんの細胞診をして頂きました。

私が、NM病院のK先生に主治医になって頂いていることを

とても喜んでくださいました。

(以下はあくまでも私の場合です。)


私は、癌研A病院でがん告知直後に

近藤本・船瀬本などに洗脳されてしまいました。

標準治療を拒否して代替医療に走ってしまい

重症になってしまいました。

卵巣が腫れあがり息苦しくなり、

手術が必要になった時に受け入れて頂いたのが

M病院の産婦人科でした。


当時の主治医のT先生から、

卵巣、卵管、大網、子宮の切除を提案されたのに

代替医療の院長(近藤本・船瀬本などを支持する)の洗脳にどっぷり浸かっている私は、

子宮やリンパの切除を拒否しました。

そして、抗がん剤治療も拒否しました。


ところが、数ヶ月後には再発して、

肝臓・胸膜・腹膜(胸水・腹水)転移をしてしまいました。

息苦しさと、激痛で動けなくなり、

緩和ケアに掛かることになりました。

その時、時間を掛けてひたすら抗がん剤治療を提案してくださったのが

手術をして頂いたT先生と、今もお世話になっている緩和ケアのH先生です。


あんなに怖がっていた抗がん剤ですが、

私にはとても効果がありました。


でも洗脳はなかなか取れませんでした。


再発の度に抗がん剤治療を勧められても

近藤本・船瀬本には、抗がん剤で殺されると書いてあります。

生きる為に抗がん剤治療を受けながらも、

併用して、次々と代替医療に通い、お金が無くなっていきました。


ところが再発を繰り返す私に、

娘が

「お母さん、代替医療のクリニックで治ると言われても、

再発を繰り返してるよ。

それって絶対におかしいよ。」と言った言葉がきっかけでした。


そして、決定打は

現在の主治医のK先生の

「医療否定本の嘘」を読んだことでした。

近藤本・船瀬本を信じ込んで、

抗がん剤治療を悪の手先のように思い込んでいる私には、

とても衝撃的でした。


紆余曲折ありましたが、

がん難民寸前の私をK先生は受け入れて、

主治医になってくださったのです。


K先生は、いつも患者目線です。

穏やかで優しくて、時にはとってもお茶目です。

外来で、話しながら笑ってしまうことも多々あります。

私がやりたいという治療法についても、きちんと向き合って

納得するように話してくださるのです。


今の私は、ちょっと幸せながん患者なのです。



がんに対する考え方も人それぞれです。

色々な闘病があります。


先週末、人気ブロガーさん達も多くアップされている

肺がんサバイバーの長谷川さんの放送を見ました。


余命10ヶ月を宣告された長谷川さん(現在6年生)の闘病記録です。

長谷川さんは、心が砕けそうになりながらも、
命に、真っ正面から向き合い

こよなく命を愛おしみながら、
生き抜こうとされる姿に感動しました。

アメーバで、肺がん患者の会ワンステップ!も発信されています。


ご興味のある方、是非どうぞ。




<再放送のお知らせ!>


肺がんサバイバー ~余命宣告から6年 命の記録~

放送されます

22日(金)24:00~


NHK Eテレ ETV特集です

http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2016-04-22/31/18075/2259534/


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