見るよ。実は意外と強いのかバナナ。
黄色いってことはもう熟しているってことかな。確か最初は緑だったはず。
「はい、若様の記憶ではこれはバナナという果物で暖かい場所に育つらしいのですが……」
エマは困惑している様子。見れば森鬼とコモエちゃんもそわそわと落ち着かないようだ。何だろうな、いつも巴が森鬼をしごいている印象があるからか、コモエちゃんが彼らと同じような様子でいる事に何か違和感を覚える。靴 アディダス
「うん、今の亜空みたいな高温多湿の場所で育つ、らしいね。それで?」
「図鑑を見たのですが、バナナは果肉の中に黒い種を有しているようなのです。ですが森鬼の皆さんが見つけてこられたどの株にもそのような種が見当たらないのです」
図鑑って植物図鑑か何かかな。僕、そんな本も読んだ事あったんだな。
しかし、バナナに種なんてあったっけ? 無かったような……。
あ、もしかして。
「ああ、もしかしたら。元々は種があった、ってやつかも」
「あった、とは? 種が無ければ新しく育てる事も出来ませんし、どうやって繁殖するのでしょう?」
「う!? えっと、食べる人の都合が良いように品種改良される作物ってあるから、その一環でバナナは何故か種無しがここで実っていると思うんだけど……」
いきなり美味しい大根やニンジン、トマトなどが取れる亜空だ。本来ならあれだって品種改良の果ての姿のはずだもんな。林檎や梨、桃だってそうだ。
だから品種改良済みがあっても不思議じゃないかと適当に考えたんだけどね。
まずい、どうやって増やすかの答えになってない。
「確かに、手で容易く皮を剥いて食べる事ができ、しかも大変美味です。しかし、そうなると今ある株が枯れたらそれで絶滅ということなのでしょうか?」
エマの言葉に森鬼が悲壮な顔をする。発見者とは言え、何でそこまで悲しそうなんだ、お前は。
コモエちゃんなんか目に涙を浮かべているぞ!?
「そ、それは困ります!!」
「う、うぅ」
切羽詰った顔で困るって言われてもなあ。アディダス ゴルフ アウトレット
「……実は、森鬼の皆さんが最初にこれを発見して持ち帰ってくれたのですが。その、物凄く気に入ったようでして……」
大好物ってこと?
確認するように森鬼を見ると彼は壊れた玩具みたいに首を上下させた。コモエちゃんも同じか。巴と同じ味覚なのかと思っていたけど、幼い外見だしやっぱり違う嗜好があるんだろう。
「こんな美味しい物を我々は知りません。初めてこのバナナを食した時の快感、あの一房と同じ重さで比べられる価値の物がこの世にはございません!」
「バナナはおいしい。すごくすきです。くんれんのあとはこれ」
……美味しいって言わないで快感って。麻薬みたいで嫌だな、おい。この世には、とか気分的に後ずさりしたい剣幕だ。コモエちゃんも珍しく主張してくる。意外と内気な娘だから結構珍しい光景だ。
ただ訓練の時はその内気が幸い(?)して、無言で制裁が飛んでくる為、時に巴や澪がいるよりも恐ろしい事もあるんだとか。
「そ、そうか」
「だからこそ! 発見できた木を何とか痛めずに持ち帰って色々と調べてもらっているんですが、どうしても種らしいものが見つかりません。こ、このままではバナナが失われてしまいます!!」
という事は。探索しているエリアでバナナは数本しか見つかっていないのか。
禁断症状か。森鬼はそう思える程にブルブル震えて手近にあったバナナの木にしがみつく。面白いけど笑えない絵になっているな。表情が真剣そのものだし泣きそうだし。その数少ないバナ
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