フレッチャーが言った。
しかし、次の瞬間、ワスプの飛行甲板で被弾による爆発が二度おきた……今までとの違いはその被害の規模だった。
士官
「ワスプより報告! 敵急降下爆撃機の爆撃2発命中! 離着艦不能!」
フレッチャー
「なに!? たった2発で飛行甲板が使えなくなったのか!?」
この時のワスプの不幸は攻撃したのが遠鶴の艦爆隊だった事で、日本の25番通常爆弾より倍以上の炸薬を詰め込まれた己達の500ポンド爆弾の直撃を受けた結果だった。
なお、後に提出されたアメリカ海軍の戦闘報告書には日本海軍が新型の250キロ爆弾、あるいは500キロ爆弾を使用した……と記述されたそうな……話が横道に逸れた、申し訳ない。
士官
「敵攻撃機接近!」 パリ kate spade
遠鶴隼鷹の雷撃隊が雷撃を仕掛ける。
結果を言えばワスプは1本、レキシントは3本が命中した。
しかし……第二機動艦隊の攻撃隊が攻撃を終え引き上げた時、小澤長官の出した淵田中佐率いる攻撃隊が来襲した。
11時46分 加賀艦橋
士官
「第二機動艦隊と第一機動艦隊の攻撃により、ワスプを撃沈、レキシントン型空母、ヨークタウンは大破した模様です」
松島宮
「ふむ…やはり、アメリカの空母は固いな。山本総長が戦いたくと言ったのも当然と言うべきか」
それはそうだ…空母7隻分の攻撃隊に襲われて1隻撃沈に抑えているのだから……。
滝崎
「はい、お昼の戦闘配食だよ」 kate spade shop
滝崎とエーディト、何故か付いて行ったレナータと主計科の水兵達が戦闘配食を持って艦橋に上がって来た。
松島宮
「お、帰ってきたか…うん、焼きおにぎりの醤油の匂いはいいな」
焼けたばかりの焼きおにぎりを持って来た為か、醤油の匂いが艦橋に充満する。
そして、ある事に気付いた。
松島宮
「なんだ、その三角形のパンは?」
一緒に持って来た焼きおにぎりや麦茶のやかんに混じって置かれた三角形のパンを見て訊いた。
滝崎
「あぁ、それ、サンドイッチ。ちょっと試作で主計科が作ったんだって」
エーディト
「帝都空襲前の哨戒中、夜食用に作っていたのを見られてな。それで教えたら……こうなった」
松島宮
「ふーん…サンドイッチか」
そう言って松島宮はハムとチーズとレタスを挟んだサンドイッチを1個取ると一口食べた。
松島宮
「……ふむ、中々美味しいな。戦闘配食に加えてみるのもいいかもな」
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ご意見ご感想をお待ちしております。これにてミッドウェー海戦は終了です。
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128 ミッドウェー島陥落
4時間後……午後10時20分 加賀甲板
滝崎
「ふぅ…」
ヨークタウンを曳航しつつ、第一機動艦隊第一艦隊と合流すべく北上していた。
松島宮
「早く休めと言った筈だぞ?」 kate spade shop
滝崎
「あ、松島宮…なんで君もここに居るのかな?」
松島宮
「まったく、揚げ足を取るな…第一機動艦隊から赤城は護衛を付けて下がらせたそうだ」
滝崎
「そうか…潜水艦に注意する様に言った方がいいね」
松島宮
「既に言っておいた。明日はミッドウェー島は大変な事になるがな。まあ、我々が忙しくなる事に変わりはないがな」
滝崎
「なら、早めに休むとしますか」
松島宮
「そう言っているだろう」
飽きれ気味に呟いた松島宮だった。
翌6日 午前6時 ミッドウェー島沖合い
大和長門陸奥伊勢日向がミッドウェー島に対して砲撃を開始した。
戦艦の巨弾がミッドウェー島に降り注ぐ。
昨日の空襲により対空火器と航空機を失