倉敷での夜

つづき

 

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まだ18時すぎだけど、写真の通り真っ暗。

人気もかなり少なくなって

夜景を楽しむ心の余裕もあまりなくなってきちゃった。



夜行バス出発まで4時間
さぁどうする!!



と、思いついたのがお風呂。
天然温泉とうたっているホテルへ行ってみることに。


もうそこでゆっくりして
何なら充電もさせてもらって
本でも読んで過ごそう!

と企んだものの
宿泊者以外の入浴はできずに退散。



なけなしの充電で調べてみると
近くに銭湯を発見。


観光地を離れ
街灯まばらな普通の住宅街へ。

ありました銭湯♨️
何代続いているのかな?と思わせる
佇まいの建物からもれるあかりが
心細かった私の心を
一気にゆるませたのでした。
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そして
今回のこのぶらり旅は
おそらく
ここのおかみさんに出会う為のものだったのかな
と思えるものとなりました。




木製のロッカーに荷物を収めながら

背中越しに

番台で男性客とお話される
おかみさんの声を聞くと

在り方がとっても素敵で

「大丈夫ですよ」
「ここには良いお客様しか来られませんのでね^^」
「大声を出したり、ケンカしたり
そういう方は来られないんですよ」と。


そう決めていて信じていて、
なんの迷いもない声。

不安とか恐れとか
そういうものとは無縁の方なんだろうなという
エネルギー感を感じていると



男性が目にした
教えを説くような文章を音読して

「色々ある中でそれが目に留まったのは
お客さんの潜在意識が必要としているからですね」と
説いていらして。。。


あらま!ここで

潜在意識とかいう言葉を聞くことになるとは!びっくり


お風呂をあがってからの時間が楽しみになった私です。




湯上り後
スマホの充電させてほしいとお願いすると
快くOKしてくださって
ゆっくりゆっくり身支度をさせてもらいました。


飲み物や本を
勧めて下さるタイミングも絶妙で
その「間」の感じ方がすごい方。


お話をするうちに
編み物やマクラメ結びの共通の話題になり
脱衣所の随所に飾ってある編み物が
おかみさんの手作り品だと知りました。


「一期一会で来てくれるお客様が
それを見て笑顔になって喜んでくれるのが嬉しい」
「特にお子さんね!」
「私は人に喜んでもらうためにここにいる」
「売るつもりは一切ないのよ」と。


言葉の端々から
お金とか物ではなく
心の豊かさをとても大切にされていらっしゃることが
よく伝わってきました。



そして
「ここは波動が高いから

この場所に来る方は選ばれていらしてるのよ」

「あなたもね!」と。

「あなたが今日、
ここで充電をするってことは、そういう事でしょ」
「きっとご先祖様がそう仕向けたのよね」と、にっこり。


その銭湯の歴史をうかがったら
大正から100年超だとか。
私の実家も大正の建築なので似た空気感。



実は、少し前から
実家のことや身の回りに混乱が起き
岡山のイベントにリアル参加できるかどうか?

というところだったのが
結果、一人旅できているのもそういう事なのかなと。


私が長年抱えていた
\人生のやっとけばよかったなぁ/を
ひとつクリアしてきたところだったんです。

背中を押された感覚は確かにありました。



ここのところ
心の豊かさや、
思考と感情感覚について色々学んで
考えたり感じたりしていたことや
私がマクラメをしている理由にもつながり
ハッとする場面も。



話しはどんどん壮大になり
日本の古代~現状~未来の話し
宇宙、波動、エネルギー、
DNA、死生観…

正しいも悪いもない
ど真ん中で生きることなど

まさか!
ここでそういう話しをする事になるとは!でした(笑)



⁡おかみさんに
「この場所に辿り着いたあなたのステージは
もうあがるって決まってるんです」
「おめでとうございます」って言われたら


素直に
「ありがとうございます」
なんて言ってる自分がいて

とても不思議だけど
とてもナチュラルに受け入れられて


おかみさんがされている様に
私もそう決めてそう信じてしまえばいいんだなって
頭ではなく感覚で感じました。


こうして、ただお話をして

ただ一緒の時間を過ごした・・・
それだけだけど

とても幸せを感じられる時間でした。

私もおかみさんの様に
話すだけでエネルギーがあがる
誰かにとってのそんな存在でありたいと思いました。

 

幸せって、やっぱり心の中にある!!




と、かれこれ
その場に2時間近くいたのかな。
気持ちだけでなく
スマホもしっかり充電されたので
おかみさんにお礼を伝え

握手をして銭湯を離れました。

 



あとは、
遅くまで開いているお店をさがし
サイゼリアで軽く食事をとり
閉店まで本を読み
夜行バスに乗り込みました。



20年ぶりくらいの夜行バスは
学生時代を思い出す
ワクワク感がありましたねー。

当時、スキーバスから見ていた
道路のオレンジ色の街灯とか
白く浮かぶ雪山とか


ドライブイン松本のお蕎麦とか
 

当時好きだった曲

当時の空気のひんやり感

当時の感じていたこととか

 

バスの中の薄暗い照明や揺れや音から

けっこう鮮明に蘇るものですね。
 



懐かしさに浸っていたのも束の間⁡
歩き疲れて肩も足も疲弊していた私は
すぐに眠くなり
倉敷を出て30分の岡山駅前に着いた時には
すでに気持ちよく
一寝入りしていたという笑


⁡それなりに窮屈で

体は痛いとは感じつつも


朝6時の名鉄バスセンターに
とっても清々しい気持ちで降り立ったのでした。

安全に運行してくださった

運転手さんに感謝です。⁡

 




帰宅すると
夫がキッチンで
自分と娘のお弁当を作ってくれていて
あー、なんとありがたい!!


みんな、月曜の朝で忙しいのに

帰ってすぐから
「ありがとう。」
「あのね、あのね・・・」と
弾丸トークを炸裂する私に
「ほーほー、そうなんだ!」
「へー!いいね」と付き合ってくれて

あぁ、日常に戻ってきたんだなー
私が自由にできるのは
この家族がいるからなんだな^^って
ほっとしたと同時に

感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

 

と、長い長い備忘録でした。

 

この2日間のことを

また懐かしく思う日が来るのかな。

 

次の思い出もどんどん作って行こうっと!