前回は、娘の個性に私の気持ちがついて行かず

ガチガチ育児をしていたことを書きました。


今日は、長い時をかけての私の変化を

綴ってみたいと思います。


 

 


時の流れの分だけ長文です。

 

 

 

娘の個性は

小学校に入っても顕著で

 

学校でうまく行かない事があると

帰宅してギャン泣き。

習っているピアノが

思いどおりに弾けないとギャン泣き。

 

夜泣きもしばしばでした。

 

 

しかし、年を経るごとに

彼女なりに泣き方がおとなしくなり

 

手に負えないほど泣く、ということは

だんだん少なくなって行きました。

 

 

私が娘の葛藤を分かってあげられる母親になる

努力をしていたというのもありますが

 

 

「お母さんを困らせるから泣いてはいけない」

と我慢させてしまっていたのかもしれません。

 

 

 

ムリさせてるかなという思いはありつつも

私にとって

扱いやすくなっていったのは確かでした。

 

 

話したら通じるように

少しずつなっていったからです。

 

 

 

しかし、私が心配することは

やっぱり起きてしまうんです。

 


娘の課題である『人との調和』・・・

 

私の過剰な心配が

それらを余計に引き起こしていたのでしょう。

 

 

 

何となく噂話的に聞こえてくる娘のことに

しょっちゅう胸がザワつきました。

 

 

学校の懇談会では

「やっぱり。」「ですよね。」

と思わず言ってしまうようなご指摘を

毎度いただいていました。

 

 

やっぱり、と思いながらも

娘をかばうような発言をしている

私の中の矛盾・・・

 

 

親としての体裁を保ちたい

ただの言い訳でもありつつ

 

どこかで娘を認めてもいたのかな。。


 

 

いつもダメ出しして怒り続けているくせに

私だけは味方でいてあげたい

という気持ちもありました。


私が何とかしてあげなければと

やっぱり力んでいたのは確かです。


 

 

 

娘がどんな子かというと

・無邪気で好奇心旺盛で自分のしたい事に貪欲

・出来るかどうかよりやりたいかどうか

・人がどう思うかより自分がどうか

・やるなら楽しく、全力投球

・正義感が強い面もあるけど大らか

・チャレンジ精神旺盛、失敗したって何度でも

・切り替えが早い

・あまり深く物を考えすぎない・・・

という子です。

 

 

(こうしてあげてみると

今の私がこうありたいと思う姿なので笑っちゃいます。)

 

 

悪気はなくとも

日本の教育においては

変に目立つところが正直あると思います。

 

 

 

特に、小学校の中高学年時は

 

周りの子がどんどん大人びていく中での

温度差を実感する事が増えたようで

むずかしい時期でしたから

 

 

娘にとって(あくまでも娘にとってですが)

悔しい出来事が何度もありました。

 

 

中には誤解されているかなと思うこともありましたが

本人が言葉で伝えられなければ

正当性はありませんし

娘が悪い事も多々あったと思います。

 

そこは経験でクリアしていってほしいと

見守れている自分も少しはいたかな。

 

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年々冷静さを保てるようになってきた私と

少しずつ社会を知り

現実を受け止められる様になってきた娘。

 

 

2人で落ち着いて話をすることも

だんだん出来るようになりました。

 

 

 

ある日、何気ない会話から

大きな気づきを得たんです。

 

 

娘が5年生だったでしょうか

聞いてみた事があります。

 

「お母さんってどんな人?」と。

 

 

すると、答えは

 

「お母さんは、いつも正しい。」でした。

 

 

ただしい・・・

 

 

決して悪い意味で言ったのではないことは

分かりましたが、

ものすごく胸がザワザワしました。


ハッとしました。

 

 

私は、正しさを教えたかったわけじゃないのに

正しいことばかりを押し付けようと

していた事に気づかされたんです。

 

 

これはしまった!

それこそ、正しくないことをしてしまっていた!と。

 

 

そんな親子関係を築きたいわけでは

決してなかったので。

 

 

色んなことが完璧にできなくて

苦しんでいる私が

娘には完璧を求めてしまっている。。

窮屈以外のなにものでもないよね。。

 

 

改めてごめんと。。

 

 

娘が求めていたのは

『正しいこと』じゃなくて

 

『気持ちを受け止めてもらう事』だよねって

やっと、本当の意味でやっと気づいたんです。

 

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そして、それからは架空のおばちゃんに扮して

娘と交換日記をしてみたり

聞くだけに徹することにしてみたり

 

娘の気持ちを吐き出す場づくりに努めました。

(もちろん、娘が必要とするときに。

そして、私に心のゆとりがある時だけですけどね。)

 

 

そうして

完璧を求めるのをやめようと思えてから

私自身の肩もほぐれはじめ

ダメな私をよりさらけ出せる様になりました。

 

 

 

むしろ、

ダメなお母さんを大放出、

だらだら作戦です。

 

 

私の気持ちを言葉にして伝えて

助けて欲しいことはリクエストして

助けてもらいます。

 

 

家族といえども

出来ない自分をさらけ出すって

結構勇気がいります。こわいです。

私にとっては、ある意味挑戦。

 

 

でも、そうやって

家の雰囲気が明るくなり始め

心の安定感を得られた様に感じます。

 

 

娘の突拍子もない言動が

おもしろく感じるようになりました。

 

 

娘の失敗すらも親子で

笑ってやり過ごせる事が増えました。

逆に私の失敗もです。

 

 

娘が感じていることを

素直に話してくれるようになりました。
 

 

私のことを

家族が手助けしてくれる事もふえましたし

素直に感謝できる自分にもなりました。

 

 

何より家族みんなで笑い合うことが増えました。

 

 

 

それでも

やっぱりトラブルは起こるので

私は都度娘と一緒に泣きましたよ。

何度も泣きました。

 

 

でも、もうそれは私の怒りを伴うものではなく

娘に寄り添っての涙です。

 

時に、私の方が気持ちが入って

暑苦しいくらいに一緒に泣きました。。

 

 


6年生の秋

彼女がひどく傷ついた出来事があり

学校をお休みした事があります。

学校好きな彼女が体調不良以外で休んだのは

幼稚園時代から考えても

その一日しかありません。

 


 

あの日、泣き腫らした顔で起きてきて

 

「おかあさん、、、

今日は学校に行けそうにない。休みたい。」と

 

声を震わせながら勇気を出して

伝えてくれた娘に

 

私も素直に

「そうだね、そうしよう。」と言えました。

 


 

翌日には、自ら学校の用意をして

「行って来るね」

「ドキドキするけど、お父さんとお母さんが

いてくれるから大丈夫」

と出かけていきました。

 

 


あの傷つきようからたった一日で復活して

学校に戻れた彼女の立ち直り力はすばらしかったです。

 


 

自己満足かもしれませんが

私と夫が心から寄り添って

娘の気持ちを受け止められたことで

彼女の気持ちが癒える手助けが

できたのではないかと思っています。




娘には

自分で乗り越えて自分で解決する力が

もともと備わっていたのです。




そこに

正しいとか正しくないの判断は必要なかった。

親の私はただ、娘の気持ちを受け止める

それだけで十分でした。


 

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私はこれからも娘達の

心のサポーターで居続けたいと思います。

 

「お母さん、たすけて」

 

っていう言葉と気持ちを

いつでも受け止められるように

私の心の扉を開いていたいと思います。

 

 


たくさん傷つけて来た分

たくさん寄り添っていきます。

 

 


 

世のお母さん方の中には

初めから自然に寄り添いが出来ている方も

たくさんいらっしゃるでしょう。

 

 

でも、

そうしたいけど出来ていないと

今苦しんでいるお母さんも

いらっしゃるかもしれません。

 

 


私の様なガチガチ人間でも

超スローテンポですが

改善していくことができているので

諦めないでほしいです。

 

きっと良い方向に向かうと思います。

 

 

 

人には、ネガティブな気持ちを話して

受け止めてくれる人=心のサポーターが

5人いると自信につながるそうです。

 

 

私がそのうちの一人になり得ますよ。

 

 

もし、お気持ちを話したくなったら

私にメッセージくださいね。

お話しきかせてください。

 

 

長文お付き合い頂きありがとうございました。

 

 

 

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