■2024/6/19
昨日夫は、輸血(赤血球4単位)をしました。
輸血後『(顕著な)変化は分からないけど、感覚が自然に感じることができる』とのことで、
言ってる意味は分かりませんが、
本人しか分からない辛さから、少し逃れられた様です。
輸血翌日の今日の夫は、私から見て明らかに輸血前より『苦しそうで無い』ように見えました。
■輸血しても、出血してしまう状況です。
緩和ケアの対処療法なので、治せるわけではなく、一時的にでも楽になることを、どこまでやるか?やれるか?
播種性血管内凝固(DIC)
昨日、夫が輸血中に、訪問診療医師から、
本人のいない所で私にお話いただきました。
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・播種性血管内凝固(DIC)の状態で出血していると考えてます。
【播種性血管内凝固(DIC)とは】
播種性血管内凝固症候群(DIC)は感染症や悪性腫瘍など種々の基礎疾患の存在下に全身性かつ持続性の著しい凝固活性化が生じ、全身の主として細小血管内に微小血栓が多発する病態です。
・血液検査の肝臓の数値が悪化した理由は、膵臓癌から肝臓に浸潤していると考えています。
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大学病院か在宅医療継続か
■6/11に下血後の輸血をした時に、
『大学病院に行って内視鏡を使って止血してもらうことができないか?』と
訪問診療医師に相談した所、
『大学病院は(今迄かかっていた患者なので)受け入れてくれるとは思うが、
緩和ケア段階の患者に体に負担がかかる治療が可能かどうか?
(大学病院に行っても止血はできないだろうという意味のようです)
また、
入院中は制限のある過ごし方になるので、限られた余命の中、時間がもったいないのではないか?』
と医師の考えをお話ししてくださいました。
■そうでした。私は大学病院の緩和ケア病棟で付き添い入院してましたので知っています。
体に負担がある事はしないのが緩和ケアでした。食事が食べれる様にお薬をお願いしましたが、それも『免疫力を落とす可能性があるから』と、行っていただけませんでした。
■訪問診療医師のおっしゃる通りで、
今からの入院は、あれだけ入院を嫌がっていた本人にとって、
治るなら耐えられても、
治らないことが分かっているのだから、
辛い思いで時間だけを消費することになりそうです。
それならば、
少しでもそばにいて、
同じ時間を過ごせたほうが、
夫にとっても私にとっても良いことだと考えました。
訪問診療医師の話では、
『すき焼き』も『クリームコロッケ』も食べたくても、体が受け付けないように見えます。