かどうか疑わしい。
「いつも一緒にいる女はどうした」
「アビーのこと?今日は城下町に遊びに出かけてるわ」
「1人で行動させるなと言っておいたんだが」
「ええ、だから資料室に行こうと思ってたのよ。その途中でこうなっちゃったわけ」
アダムは少し間を置いた後、静かに身体を翻した。
「ついてこい、誰か見張りをつけよう」
「イヤよ」クロックス レインブーツ
即答で拒否を示すメーデン。アダムの眉間に皺が増える。
「自分がどういう立場に居るのかわかってるのか?」
「わかってるつもりよ。
疑われてるんでしょう?貴方に」
「多少は」
やはり、とメーデンは左口角を上げてふんっ、と鼻を鳴らした。
「怪しむなり疑うなり好きにすればいいわ。
でも誰かに行動を制限されたり束縛されるのは御免よ」
「メーデンが襲われたらどうするんだ」
「自分の身は自分で守る」
ずっと自分1人の力で生きてきたのだ。今までも。そして、これからもずっと。
メーデンはアダムを押しのけて倉庫から離れた。
7話 商祭(1)
赤い夕日が沈みかけた頃。
メーデンはお土産に埋もれながらアビーのノロケ話をひたすらに聞いていると、何故かクレアが部屋に飛び込んできた。
何故こんな平民の寮に王族がやって来るのかと、2人は雑談を中断し固まる。
彼女は驚いているメーデンらに構わず、ニコリと人の良い笑みを浮かべた。
「突然ごめんなさいね。お邪魔だったかしら」
「い、いいえ、どうぞ座ってください」
アビーはカチコチになりながらクレアに席を勧める。
クレアは茶色の長い髪を揺らし、上品に座ってメーデンの方を向いた。
「実は貴女達にお願いがあるの」
「え、あたしも?」ハンター レインブーツ ショート
「ええ、もちろんよ、アビー」
メーデンとアビーは顔を見合わせる。
しかしいきなり話には入らず、クレアは包帯の巻かれたメーデンの腕に気づいて声をかける。
「ところで、メーデン、その腕どうしたの?
とっても痛そう」
「あ、本当!まさか何かあったの!?」
大げさに騒ぎ立てるアビーに、メーデンは苦笑して答えた。
「資料室から帰る途中に、女狐に引っかかれたのよ」
女狐、イコール、アダムのファンの方程式はクレアもアビーもすぐにわかり憤慨する。
「なんてこと!
やっぱりメーデンを一人置いて行くんじゃなかったわ!」
「下劣な人もいるものね、嫌だわ。
それにアダムの良さが私にはわからない」
「それは私も???」http://www.releaseshopasleepsjp.com/ ダフナ レインブーツ
クレアとメーデンはクスクス笑う。
ところで、とメーデンが話を切り出した。
「クレアはどうしてここに?
お願いって何なの?」
「そうそう、頼みがあってね。
来月の商祭なんだけど、私たちと一緒に回ってくれないかしら」
商祭とは、カーマルゲートで年に一度行われるイベントのことである。
卒業まで外に出られない生徒たちのために、カーマルゲートへ商人たちがやってきて品物を売ってくれる。それは日用品から嗜好品まで様々。
カーマルゲートからこの日のためにお小遣いが支給されるので、お金に困ることもない。
つまり、要約するとカーマルゲートの買い物大会、といったところだ。
「私はもちろんいいけれど???」
メーデンは控えめに語尾を濁してアビーを見る。
もちろんアビーは恋人と回りたいだろう。
すかさずにクレアが口を開いた。
「大丈夫よ、ハリスにも許可を取ってあるの。
もしアビーがオーケー出したら、彼も一緒に回ることになってるから」
「それなら、あたしもぜひ」
メーデンにアビーにハリスにクレアたち。
まさか王族と一緒に商祭を回ることになるとは思わなかったが、人数が多ければきっと楽しいであろう。
しかし次の瞬間、クレアはとんでもないことを口にする。
「あ、弟のサムはもちろん、ディーンもユークも一緒だからね」
「「ええ!?」」
メーデンとアビーの声が重なった。
驚く2人にクレアは澄ました表情のまま説明する。
「そもそも、このこと言い出したのはディーンなのよ。“メーデンと一緒に商祭回りたい”ってさ。
それで私が誘ってくれって頼まれたのよね。
気に入られちゃったみたいね、メーデン」
メーデンとアビーは苦笑いを溢した。
ディーン王子と言えば、女たらしで有名。メーデンも数多くの女性の中の一人なのだろう、と。
「悪い