EMI ROCKS 2012に行ってきたよ 【2012/2/19 さいたまスーパーアリーナ】 | いつも一人ぼっち・・・ライブ日記

EMI ROCKS 2012に行ってきたよ 【2012/2/19 さいたまスーパーアリーナ】

EMI ROCKS 2012
2012年2月19日 さいたまスーパーアリーナ 200レベル212扉2列222番


EMI ROCKS 2012に行ってきたよ。
チケットは公式サイト先行で入手。


去年に引き続いて開催されたこのイベント、
そのイベント名の通りEMIミュージック・ジャパン所属のロックな人たちが一堂に集合。
邦楽ロックが好きな人にはたまらない、豪華メンバーが終結してるので楽しみ・・・。


会場へは開演予定時刻の30分ほど前に到着。
タイムテーブルは当日の会場内にて公開だったんだけど、
このネット社会、家にいる段階でタイムテーブルを確認。
最初の出演者を見るために、早々に会場に到着し早速入場。


今回のイベントはアリーナはスタンディング、スタンドは座席指定となっていたんだけど、
わたくしては座席指定のほうをチョイス。
スタンディングで盛り上がりたい気持ちは山々なんだけど、なんせ長丁場なので・・・。
ちなみにこのイベントは、アリーナとスタンドはチケットが分かれてるので、
それぞれ選択したどちらかの席でしか見ることができません。


席についてしばらくすると場内が暗転し、Coldplayの「Every Teardrop Is A Waterfall」にのって、
スクリーンに最初の出演者が紹介される。トップバッターはBase Ball Bear。
そしていつものSEに乗ってメンバーが登場すると、
ドラムのシンプルなビートに徐々に楽器が乗っかっていきはじまったのは「夕方ジェネレーション」。
まったりとした感じでBase Ball Bearのステージはスタート。
以降、最近の曲「short hair」「新呼吸」、プラス、
「祭りのあと」「CRAZY FOR YOUの季節」といったライブの定番曲たちで進行。
途中、「十字架 You and I」ではおなじみ、ダンス湯浅将平のコーナーも。
約30分のステージで終了。み、短い・・・。
せめてあと1曲あれば・・・。


15分ほどのセットチェンジをはさんだ後、次は赤い公園の登場。
オープニングSEで聞こえてきたのは、

「風のなかのスーバルーー♪」の歌いだしでおなじみ中島みゆきの「地上の星」。
そんなおどろおどろしい雰囲気の中ステージにメンバーが登場。

そしてはじまった彼女たちのステージ、
まったくの初見だったけど、ちょっとエキセントリックなバンドといった感じ。
セオリーからはずれたようなフレーズがあったり、ボーカルがちょっと奇抜なかんじだったり・・・。
ギター入り女性バンド版のモーモールルギャバンといった感じかも。
リズム隊は重い音で、ベースは音を歪ませたりなんてことも。
ギターもちょっとノイジーな感じになったりも。
ということで、お客さんが終始置いてけぼりになってしまった、
そんな赤い公園のステージでした。


ここでいったん休憩し、昼飯をとることにする。
ロビーにいくつか屋台みたいなのが出てたけど、
ここは無難にいつもの味、ケンタッキーのサンドとポテトで済ませる。


その休憩中にはThe SALOVERSがパフォーマンス。
最後の2曲だけを客席入り口付近で立ってまま聞く。
前に一度だけイベントで見たことあったけど、
うーん、ボーカルがこんな泥臭い感じのバンドだったっけかな・・・。
それとも単に、声が出なくて苦しそうな感じにしてただけなのかな・・・。
そのボーカル、ギターを置いて最後はハンドマイクでステージ上を練り歩いたり、
「今日は他の先輩バンドに下克上を挑みにきた!」とか言ってたり、
ちょっとエレカシの宮本を思い出させるような感じもあったり・・・。


そして次の出演者は清 竜人。

シンプルなバンドサウンドに切ないメロディーと歌詞が乗る彼の曲は結構好きだったりも。
と思ってたんだけど、なんじゃこりゃ・・・。はじまってみるとステージ上に楽器がひとつも無い。
そしてステージ上がパッと明るくなると、ステージ上に横一列に並べられた椅子。
そこに座るのは、中学か高校の学生服を着た清竜人。
同様に学生服を着たスペイン、中国、フランスなどの各国の学生服姿の人たち・・・。
そしてはじまったのは、まさに舞台とかミュージカル風な寸劇。
さすがにこれはオープニングだけの余興でしょと思ってるも、
なんと、この寸劇だけで清竜人のステージは終了。
えーーー、というお客さんの声が終了と共にあがったけど、まさに同感。
ヘッドセットマイクをつけて歌ってるようなシーンはあったけど、
まさか楽器が一個も登場しなくて、寸劇だけで終わるとは・・・。
まったく何が起こったっていうんだ、清 竜人に・・・。
そんな、会場の度肝を抜いた今回の清 竜人のステージでした。
なにやら、この寸劇でCDリリースとライブというかショウもやるらしい・・・。


続いての登場は雅-MIYAVI-。
ちょっと昔にはやってたキザイア・ジョーンズのように、

ベースでいうスラップみたいにギターの弦を指で引っ張ったり叩いたりして音を出す彼、
ドラムのBOBOとガッチリ組んでのアッパーチューンを連発。
でも楽器がギターとドラムだけなので、どの曲も似たような感じに・・・。
それを補うためか、現在、「侍セッション」中という彼、今回はステージにゲストを呼んでのセッション。
まずは元東京事変のヒイズミマサユキ、そしてKREVAとも別の曲でセッション。
そんな雅のステージでした。


続いての登場はthe telephones。
「エッブリバーディー、クラップユァーハーンズ♪」のいつものSEにのって登場すると、
ぶち込んできたのはいつものディスコな曲達。アップテンポな曲で盛り上げる・・・。
新曲の初の日本語詩曲「D.E.N.W.A」も披露。
最後は「Monkey DISCOOOOOOO」でサルのように踊って盛り上がって終了。
いつものようにハイテンションで盛り上げてくれたthe telephonesでした。


続いては元スマパンのギタリストという肩書きの、James Iha。
登場前にはスクリーンで、有名人の推薦文やらなんやらが映し出されて散々あおる。
そしてアコギのサポートを1人加えての登場。
アコギ2本と朴訥とした歌声で、アコースティックなサウンドを聞かせてくれたJames Ihaでした。
まさに夏の草原が似合うような爽やかな曲とサウンドが気持ちよかった・・・。
でもボーカルが一本調子なので、ちょっと飽きるかも。
歌が本職じゃないのはわかってるけど、楽曲がいいだけにちょっと残念・・・。

バンドスタイルになると印象も変わるのかな。


そして次は、今日一番見たかった人が多いであろう東京事変。
会場にはいつのまにか、たくさんの東京事変印の手旗がはためく・・・。
そして、コールドプレイではない他の出演者とは違うBGMにのって、
スクリーンに東京事変の名前が映ると大歓声が起こり、始まったのが「新しい文明開化」。
椎名林檎は派手な色の爆発ヘアーで登場。
以降、最後の作品「color bars」から2曲ほか、アップテンポな曲を中心に進行。
最後は「キラーチューン」でお客さんの左右に振る手旗に見送られるように、
林檎は曲の途中でステージ上からはけて、曲も終わると東京事変のステージは終了。
すでに解散を発表してる彼ら、これでライブはワンマンの数公演を残すのみということで、
短い時間だったけれど貴重なパフォーマンスでした。
ツアー中ということからなのか、音がよかった・・・。


ここでDJタイム。DJは片平実。
なんだけれども、休憩のためロビーにでる。
たまにもれ聞こえてくる音を聞くと、どうやら、ボウイとか布袋とかを流してる様子・・・。
EMIの楽曲縛りということなんだろうけど、片平さん、
1週間前のversion21.1のテクノなDJとは違って、これまた随分とベタな選曲で・・・。
DJタイムも終わると会場の中に戻る。ここからがいよいよ、真打登場といったところ。


まずはストレイテナー。
前回のワンマンツアーと同様に「A LONG WAY TO NOWHERE」でまったりとスタートすると、
「DISCOGRAOHY」「VANISH」とアップテンポな曲を続けて、会場を一気に盛り上げる。
そしてたぶん珍しい選曲であろう、アルバム「NEXUS」からのホリエが鍵盤を弾くバラード「イノセント」、
ストレイテナーの中でこういう曲調は他にはないだろうという、
オリジナリティーあふれるミドルテンポの曲「羊の群れは丘を登る」と続いた後、
最後は「Melodic Storm」「BERSERKER TUNE」と問答無用の盛り上げ曲を投入し、
ストレイテナーのパフォーマンスも終了。
いつものように、「カッコイイ」という言葉が似合うロックを聞かせてくれたストレイテナーでした。


次はACIDMANの登場。
登場SEにアルバム「ALMA」のオープニング曲「最後の国」が流れ出すと、
そのリズムに合わせあてお客さんの手拍子が入り、メンバーが登場。
そして1曲目の「world symphony」続いて「ストロマトライト」と、
アップテンポな曲でパフォーマンスはスタート。
以降、「赤橙」からミドル・スローなテンポの曲が続く。
最後は「ある証明」でキッチリ盛り上げて終了。
アップテンポな曲でもうちょっと盛り上げてくるかなぁと思ってたんだけど、
意外とおとなしめな今日のACIDMANでした。
なんせ時間が短い・・・。もう1曲くらい最後にアップテンポな曲があれば。


そしてバンドのアクトとしては最後になる9mm Parabellum Bulletの登場。
こちらは最初から最後まで怒涛の盛り上げ曲で勝負。
もうおなじみになりつつある、9mmにしては異色の曲「カモメ」も披露。
最後は「歌ってくれー!」という菅原の煽りで、
「新しい光」のサビをお客さんが大合唱で盛り上がって終了。
とうことで、いつものように会場を盛り上げてくれた9mmのステージでした。
ここで個々のバンドのアクトは終了。


最後は吉井和哉と9mm Parabellum Bulletとのセッションコーナーとのこと。
SEに乗って吉井と9mmのメンバーがステージに登場すると、
まずは吉井のソロ曲「CALL ME」を吉井と菅原が交互にボーカルを取り、

イエローモンキーの曲「SPARK」へと続く。
そして吉井が「EMIリスペクトといえば、この人たちでしょう!」という宣言をすると、
なんとはじまったのがボウイの「B・BLUE」。続けて「ONLY YOU」「DREAMIN'」なんかも披露。
ギターの滝は、あの白黒の幾何学模様のギターを持ってのパフォーマンスという念の入れよう・・・。
普段の彼らのカラーには似合わない曲が飛び出し、ちょっと驚き。
そして最後は9mmの「Discommunication」になだれ込み、盛り上がって終了。


これで予定されていたアクトはすべて終了ということで、アンコールの手拍子が客席から。
すると、明るくなったステージに今日の出演者全員が登場。ベボベだけはいなかったのかな?
そしてビートルズの「ALL YOU NEED IS LOVE」を全員でかわるがわる歌う。
これで今回のイベントはすべて終了。約9時間にもなる長丁場のイベントでした。


ということで、いろいろな出演者のライブをつまみぐいのように楽しんだイベントでした。
そういうことなので、やっぱり、それぞれの持ち時間が少なくて物足りない・・・。
あと5分長ければもうちょっと満足感があったのになぁと。
来年以降またやるなら、出演者を減らすかDJタイムみたいなのをなくすかして、
各出演者の持ち時間をもう少し長くしてほしいところ。


とはいっても、各出演者のパフォーマンスはそれぞれ楽しめて満足。
清竜人だけは、ちょっと面食らったけど・・・。
特に東京事変は個人的に解散ツアーのチケットも取れなかったので、
このイベントで見ることができてよかった・・・。
まあ、あとはいつも見てるバンドなので、たいした驚きも無いんだけど・・・。


それから席について。
前回に引き続いて今回も座席指定の席を確保したんだけど、
やっぱり、盛り上がるのには物足りない感じ。
次回もしあるとすれば、スタンディングの方にするかなぁ。
できればスタンド席とアリーナを自由に行き来できればいいのになぁ。


=セットリスト=
(オフィシャルサイトより)


・Base Ball Bear
 1.夕方ジェネレーション
 2.祭りのあと
 3.short hair
 4.十字架 You and I
 5.新呼吸
 6.CRAZY FOR YOUの季節


・赤い公園
 1.のぞき穴
 2.今更
 3.魂
 4.透明
 5.ふやける


・the telephones
 1.I Hate DISCOOOOOOO!!!
 2.sick rocks
 3.D.E.N.W.A
 4.Yeah Yeah Yeah
 5.Urban Disco
 6.HABANERO
 7.Monkey DISCOOOOOOO


・東京事変
 1.新しい文明開化
 2.今夜はから騒ぎ
 3.sa_i_ta
 4.能動的三分間
 5.空が鳴っている
 6.閃光少女
 7.群青日和
 8.キラーチューン


・ストレイテナー
 1.A LONG WAY TO NOWHERE
 2.DISCOGRAOHY
 3.VANISH
 4.イノセント
 5.羊の群れは丘を登る
 6.Melodic Storm
 7.BERSERKER TUNE


・ACIDMAN
 1.world symphony
 2.ストロマトライト
 3.赤橙
 4.リピート
 5.ALMA
 6.ある証明


・9mm Parabellum Bullet
 1.The World
 2.Black Market Blues
 3.Termination
 4.カモメ
 5.The Revolutionary
 6.Living Dying Message
 7.Talking Machine
 8.新しい光


・吉井和哉×9mm Parabellum Bullet
 1.CALL ME
 2.メドレー:SPARK~B・BLUE~ONLY YOU~DREAMIN'
 3.Discommunication


↓今回のタイムテーブル



いつも一人ぼっち・・・ライブ日記