version21.1 fourthに行ってきたよ 【2012/2/11 横浜アリーナ】 | いつも一人ぼっち・・・ライブ日記

version21.1 fourthに行ってきたよ 【2012/2/11 横浜アリーナ】

version21.1 fourth
2012年2月11日 横浜アリーナ
出演:サカナクション / the telephones / OGRE YOU ASSHOLE / andymori
/ THE BAWDIES / 9mm Parabellum Bullet / DJ:前田博章


いつも一人ぼっち・・・ライブ日記


version21.1 fourthに行ってきたよ。
チケットは公式サイト先行で入手。だったかな?


このイベント、ここ数年は毎年開催されてきたイベントの様子。
そして今年は会場をいつものライブハウス規模からアリーナ会場へとスケールアップ。
出演者も立ち上げメンバーのサカナクション、the telephones、OGRE YOU ASSHOLEに加えて、
andymori、THE BAWDIES、9mm Parabellum Bulletなんていう豪華メンバーが追加。
そんな豪華メンバーのライブを一同にみられるとあって、楽しみ・・・。


会場へは開演予定の1時間ほど前に到着し、入場列に30分ほど並び入場。
そしてクロークへ荷物を預けようとするも、こちらもかなりの大行列・・・。
クロークの袋を買うのに大行列、そして荷物を預けるのに大行列・・・。
こりゃ、開演に間に合わないかなぁとちょっとあきらめかけるも、
なんとか開演前に荷物を預けることができ、無事、場内へ入場。
そして最初のバンドで盛り上がろうと思ってたので、
アリーナのスタンディングゾーンへ降りようとするも、降り口がよくわからない・・・。
そんなことをしている間に場内が暗転しSEが鳴り出したので、ここはあきらめてスタンドで参加することに。
最初の登場はthe telephones。


「エッブリィーバーディー、クラップユァハーンズ♪」のいつものSEから、
「アーユーディスコ?!」の石毛の煽りで激しいギターリフが刻まれると1曲目へと突入。
1曲目はオープニングにはピッタリのアップテンポな曲「Urban Disco」。
サビではさっそく「歌えっ!」の石毛の煽りで「アイアムディスコッ!」のシャウトが客席から発生。
といった感じで始まった彼らのパフォーマンス、以降、初の日本語詩曲の新曲「D.E.N.W.A」、

最新アルバム「Rock Kingdom」からの曲「White Elephant」を挟みつつ、
ライブの定番曲を中心に進行。
個人的には並み居るディスコ!な曲達の中で、「SAITAMA DANCE MIRROR BALLERS!!!」が、
最近のライブの定番曲になりつつあるみたいでうれしい・・・。この曲好きなので。
あのイントロのギラギラしたシンセのリフが鳴り響くとテンションが上がる・・・。
そしてそこからの四つ打ちが気持ちいい・・・。
その「SAITAMA DANCE MIRROR BALLERS!!!」では、鍵盤のノブがイントロをミスするなんて珍事も。
イントロのフレーズの音程、1オクターブ間違えたのかな・・・。
ということで、いつものようにハイテンションなパフォーマンスで、
見事にイベントのオープニングを盛り上げてくれたthe telephonesでした。


続いての登場はandymori。2階スタンド席に座ってじっくりと鑑賞することに。
あまり詳しくないので、レポートは他の方のをどうぞ・・・。
最後の1曲がはじまるくらいで席を立ち、次の出演者をアリーナのスタンディングで楽しむために、
アリーナへと降りるための行列に並ぶ。

ほどなく並ぶとアリーナスタンディングゾーンへ入場。


次の出演者はTHE BAWDIES。
本番前のサウンドチェックにはボウディーズのメンバーが登場。
「リハってのもなんなんで1曲やります!」とのことで、
「I'm In Love With You」をたぶんまるまる1曲プレイなんてことも。
ステージに登場してたメンバーもいったん引っ込んだ後しばらくすると、
いつものSE「ソウルマン」が鳴り響き再びメンバーがステージに登場。
そしてそのSEのまったりとした雰囲気をブチ破るように、いきなり派手なドラムのフィルインが鳴り響くと、
ステージ後方の「THE BAWDIES」というデカイ電飾がパッっと点灯し華々しく1曲目がスタート。
1曲目はアップテンポな曲「A NEW DAY IS COMIN'」。ROYのシャウトが冴え渡る・・・。
といった感じではじまった彼らのパフォーマンス、新曲「ROCK ME BABY」を挟みつつ、

ライブの定番曲たちで進行。
そんな中、「B.P.B」ではちょっとしたハプニングも。
途中のブレイクのベースソロ的なところで、ROYが音を外して曲が中断・・・。
「こんな事引きずらねぇーよ!」的なことをその時ROYは言ってたけど、

たぶんあれ、相当落ち込んでるかと・・・。
MCでは「THE BAWDIES」のデカイ電飾が、実はJIMの実家に保管してあるなんて話も。
最後は「HOT DOG」「YOU GOTTA DANCE」「KEEP ON ROCKIN'」と怒涛の盛り上げナンバーを投入し、
きっちり盛り上げてくれたTHE BAWDIESでした。


ここでDJタイム。DJの前田博章がステージ横の小ステージでDJプレイ。
が、普通のDJとちょっと違うのが、なんと生ドラムとの競演。
DJ卓の横で、ドラマーが生のドラムをバシバシと叩く姿が・・・。
DJのテクノな感じの音に生のドラムがミックスされて、ちょっとロックな雰囲気になってたのかな?
このDJタイム、結構カッコよかった・・・。
フロアの前方やスタンドのDJステージに近いところで踊ってるお客さんもちらほら。
ちょっとあそこへ参加したい気持ちになるも、ここは後のことを考えて自重。
そしてこれまた、DJ前田がお客さんを煽る煽る・・・。
このDJタイム、このイベントを前回ZEPP東京で見た時もあったんだけど、
ライブハウスのせいかお客さんがギュウギュウ、そして体力温存のためもあってか、
かなり寂しい盛り上がりだったんだけど、今回は結構な盛り上がりでした。


続いての登場は9mm Parabellum Bullet。ここも2階スタンドでじっくり鑑賞。
フロアの方はアップテンポな曲達で大盛り上がり・・・。
最近ライブでよくやってる9mmにしては異色の、ロックバラードと言ってもいい曲「カモメ」も披露。
ということで、いつものハイテンションでハチャメチャなステージングを見せてくれた9mmでした。
しかしギターの滝さん、ものすごい跳躍力・・・。
ギター持ってのカエル飛びみたいなジャンプがすごい。


ここで2階スタンド席から離れて、クロークの荷物を引き取り1階スタンド席へと移動。
1階はスタンドはだいぶ席が埋まってる感じだけど、なんとか席を確保し次の出演者の登場を待つ。
次はOGRE YOU ASSHOLEの登場。


登場前の待ち時間の間に会場に流れてたBGMに重なって、

実はひそかに聞こえてきていたSE「明るい部屋」。
そのSEの音量が徐々に大きくなっていきBGMも止むと、

大音量のSE「明るい部屋」が鳴り響く中ゆっくりと場内が暗転していく・・・。
そんな中、メンバーがステージ上にいつのまにか登場し、
パーカッシブなドラムからゆったりとしたリズムがスタートすると、
ベース、ギターと順番に加わっていってバンドのアンサンブルに。そして1曲目の「ロープ」へ。
ステージ上は大量のスモークがたかれ、客席へはステージからの逆光のライトが放たれているので、
ステージ上がよく見えない・・・。
他のバンドの時は使われていた客席上空のスクリーンも消灯。
ということで、横浜アリーナの空間が幻想的な雰囲気に・・・。
そんな幻想的な雰囲気の中でステージは進行。
ゆったりとしたリズムのドラムとベースに、執拗に絡らみつくギター・・・。
そしてほとんどの曲で曲間がなく、曲が次々とつながって演奏される・・・。
最後はオープニングのSE「明るい部屋」に戻り、同じくオープニング曲であった「ロープ」へと戻ってくる・・・。
アルバム「homely」を引っさげてのワンマンツアーも見に行ったんだけど、あのまんまの雰囲気のライブでした。
いやぁ、こういうイベントでもこのステージを展開するかと。
今回久しぶりにオウガのステージを見た人は、これはちょっと度肝を抜かれたんじゃないかと。
他のバンドに比べると、かなり異色なステージを見せてくれたオウガでした。


そしてそのまま1階席へと残り、本日のトリ、サカナクションの登場を待つ。
場内が暗転すると、聞こえてきたのはSE的な曲「RL」。
そして「version21.1、サカナクション」というセリフが聞こえると、エレクトロなインストへと突入。
ボーカルの山口の「用意はいいかぁー!行くぞぉー!」という煽りが入ると、さらにダンスな音に変化・・・。
そしてそのインストからつながるようにドラムのフィルインから始まったのが「モノクロトウキョー」。
これでサカナクションのパフォーマンスがスタート。
以降、アルバム「DocumentaLy」からの曲を中心に進行。
お得意のエレクトロなインストナンバー「DocumentaRy」では、
メンバー5人全員がステージ前方に横1列にならんで、それぞれが台に乗った楽器をイジくるなんて場面も。
そしてその「DocumentaRy」から次の曲「ルーキー」へと曲間無しでつながる。これがカッコイイ。
このタイミングで大量の緑レーザーも発射・・・。
最後はおなじみの「アルクアラウンド」「アイデンティティ」でガッツリお客さんを盛り上げて終了。
そしてこのイベントのトリということでアンコールもアリ。
アンコールはワンマンライブのアンコールでもおなじみ「ナイトフィッシングイズグッド」。
これでサカナクションのパフォーマンス、そしてこのイベントも終了。


ということで、約8時間にもわたる長丁場のイベントでした。
イベントの冒頭に開幕宣言としてサカナクションの山口が、
「今日はバンド同士の勝負の日でもある」って言ってたみたいなんだけど、
まさに各バンドが火花を散らしてパフォーマンスを出し切ったという感じでした。
それぞれのバンドがそれぞれの個性・いい所を見せつけてやろう、
と、そういう意気込みが感じられたライブでした。
逆に、それだけ個性の強い、似たもの同士で無いバンドが集まったイベントだったのかも。
特にOGRE YOU ASSHOLEのインパクトはかなりのものがあったんじゃないかと。
以前やってたようなポップでキャッチーな曲がまったく無いとは・・・。
って、去年のワンマンライブを見た人は知ってたと思うんだけど。


それと冒頭にも書いたように毎年開催されているというこのイベント、
今回は初のアリーナ会場での開催ということだったんだけど、
会場の感じはというと、同じような感じで毎年開催されているNANO-MUGEN FESと似たような感じ。
横浜アリーナを横にして使い、アリーナ席はブロック分けされたオールスタンディング、

スタンドは1階2階ともに自由席。
ただNANO-MUGENと比べると、ちょっとアリーナへ下りにくい感じ・・・。
というのも、集まったバンドのカラーなのか、スタンディングで楽しもうというお客さんがたくさん・・・。
かなり前から列に並んでないと、お目当てのバンドをスタンディングで見られないといった感じに。
それともただ単にNANO-MUGENより入場者数が多かったのか、

スタンディングの収容人数が少なかっただけか・・・。
出演バンドを1バンドくらい減らしてもいいので、入場者数を減らした方が快適だと思うんだけどなぁ・・・。


それから、入場時のお客さんの整理番号とかがなかったので、
開演時刻近くでの入場待ちの列とクローク待ちの列に人が集中・・・。
これもNANO-MUGENみたいに入場順番分けみたいなのをして入場させた方がいいんじゃないのかなぁと。
タイムテーブルが当日のギリギリになってからじゃないと出なかったのも、

開演時刻付近に人が集中した原因かも。
そういう風に考えると、NANO-MUGENも伊達に歴史を重ねてきたわけじゃないんだなぁと。
あっちはそういうストレスを感じることがほんとどなかったので。


そんなちょっとした不満はありつつも、
肝心の音楽の部分では存分に満喫できたイベントだったので、
もし可能であるのならば来年以降も開催してくれればいいなぁと。
とは言いつつも、幹事3バンドが来年以降もはたして元気に活動しているのかどうか・・・。


=セットリスト=
(オフィシャルサイトより転載)


・the telephones
 1. Urban Disco
 2. sick rocks
 3. D.E.N.W.A
 4. A.B.C.DISCO
 5. SAITAMA DANCE MIRROR BALLERS!!!
 6. I Hete DISCOOOOOOO!!!
 7. White Elephant
 8. Monkey Discooooooo
 9. HABANERO
 -we are DISCO!!!-
 10. Love&DISCO


・andymori
 1. everything is my guitar
 2. 革命
 3. ユートピア
 4. Sunrise&Sunset
 5. 投げKISSをあげるよ
 6. ベースマン
 7. クラブナイト
 8. 16
 9. 1984
 10. グロリアス軽トラ
 11. ベンガルトラとウィスキー
 12. Peace
 13. 愛してやまない音楽を


・THE BAWDIES
 1. A NEW DAY IS COMIN'
 2. IT’S TOO LATE
 3. JUST BE COOL
 4. LOVE YOU NEED YOU
 5. ROCK ME BABY
 6. B.P.B
 7. HOT DOG
 8. YOU GOTTA DANCE
 9. KEEP ON ROCKIN'


・9mm Parabellum Bullet
 1. Living Dying Message
 2. Cold Edge
 3. The Revolutionary
 4. Vampiregirl
 5. キャンドルに灯を
 6. カモメ
 7. 新しい光
 8. Discommunication
 9. Black Market Blues
 10. Punishment


・OGRE YOU ASSHOLE
 1. ロープ
 2. フェンスのある家
 3. ふたつの階段
 4. バックシート
 5. ロープ(Long ver.)


・サカナクション
 1. RL
 2. モノクロトウキョー
 3. セントレイ
 4. 仮面の街
 5. エンドレス
 6. 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
 7. DocumentaRy
 8. ルーキー
 9. アルクアラウンド
 10. アイデンティティ
 EN. ナイトフィッシングイズグッド


↓タイムテーブル


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