ライブに行ってきたよ 【2008/12/23 SALTISH NIGHT 中野サンプラザ】
2008年12月23日 中野サンプラザ 1階2列36番
出演:塩谷哲/佐藤竹善/柴田淳/田島貴男/絢香/井上陽介/玉城千春
SALTこと、塩谷哲が主催するイベントライブに行ってきたよ。
チケットはぴあの先行で入手。
塩谷哲はピアニスト・アレンジャーとして有名な人。
主にジャズ系のセッションとかで活躍してるみたいです。
最近では女性ソロシンガーと組んで何かやってるのをよく見かけます。
2007年の紅白歌合戦では、絢香のバックでピアノ弾いたりなんてことも・・・。
あとは柴田淳、それ以外に松たか子と一緒にやってたかな。
このイベントライブ、塩谷哲とゆかりの人達が共演するイベント。
基本はピアノをバックに、ゲストシンガーが歌うというのがコンセプトみたいです。
毎年1回きりの開催だけど今年で12年目だそうで・・・。
去年、小曽根真とか矢井田瞳とかSkoop On Somebodyが出てた時のこのライブの模様を、
テレビで放送してたのを見て楽しそうだなぁと・・・。
と思ってたところ、今年の出演者を見て興味ある人たちだったので行ってみようかなと。
会場の中野サンプラザは初めて行く会場。
色々なライブでよくみかける会場だけど、どうしてもこの会場名を目にすると、
サンプラザ中野のスキンヘッド+グラサン姿を思い出してしまう・・・。
あ、今は「サンプラザ中野くん」に改名したんだっけ。
今回の席は1階2列目と超良席。
実際にはその前にオーケストラピットみたいなのがあって、
そこにも座席があるから実質8列目ぐらいかな・・・。
それにしたって近い。ステージまで5mくらいかな。
これなら出演者の表情まで見えそう。
ステージ上を見るとピアノが1台、ベースアンプが1台と、ウッドベースが床に転がってるだけでシンプル。
そして、上手後方にはクリスマスツリーが・・・。
そういえば、クリスマスだったんだなぁといまさら実感。
ライブの内容もクリスマスにちなんだ内容になるのかなと想像しつつ、開演を待つ。
開演時間から5分くらい経過した頃、照明が落ちいよいよ開演の模様。
塩谷哲がステージに登場してピアノに座ると、
しんと静まり返った会場の中で、おもむろにピアノを弾き出す。
1曲目はノラジョーンズの「Don't Know Why」をピアノソロで。
ステージに近いせいか、足で床を「タンタン」と踏んで、リズムをとってる音も聞こえる・・・。
ライブのオープニングにふさわしい、静かだけどちょっと陽気な感じのピアノアレンジ。
続いて塩谷哲が最初のシンガーを呼び込む。
トップバッターは、最近ライブでも競演した柴田淳。
最初だからなのか、柴田淳自身が緊張してるせいか、なんかステージ上はすごい緊張感・・・。
これだけ前で見てるとそれがこっちにも伝わってくる・・・。
しかし歌い始めると、そこはさすがにプロ。
美しい声を聞かせてくれました。
ちょっと声が裏返ってるようなところもあったけど・・・。
最初の曲は代表曲の「月光浴」。
この前の柴田淳のライブで自分で言ってたけど、この曲が柴田淳の名刺代わりの1曲。
昔よくテレビで流れてたから知ってる人も多いだろうし、
彼女の良さが出てる1曲なので、こういうイベントライブにはもってこいの1曲でしょう。
ちなみに私も、この曲がスカパーの音楽番組でしょっちゅう流れてるのを聞いて、柴田淳を知りました。
切ないメロディーが、ライブでのピアノだけの伴奏で聞くといっそう魅力的でした。
続いての曲は、柴田淳のアルバムで塩谷哲が競演してる曲「わたしの夢」。
これは、まんま曲名の通りの内容の曲だとの柴田淳のMC。
柴田淳のファンならすでに知ってると思うけど、彼女は塩谷哲の昔からの大ファン。
そして、競演することを夢見てきたそうで・・・。
続いてはカバー曲で、中島美嘉の「ORION」。
最近、柴田淳は中島美嘉のアルバムに曲を提供してる関係とはいえ、この選曲はかなり意外な感じ。
これは、よかった・・・。
ライブで聞くってのもあってか、ピアノの伴奏だけのせいか、
メロディーと歌声が引き立って聞こえる。
「泣いたのは、僕だった・・・」のフレーズがせつない・・・。
ところでこのイベントライブ、出演者は各人の持ち歌のほかに、
カバー曲をやるみたいで、以後の出演者もカバーをやってました。
さらに、このライブの目玉は他の歌手との競演。
シンガー同士が共演するのって、某Mフェアーとかテレビでは見るけど、
ライブで聞けるというのはなかなか貴重。
ここで柴田淳が指名したのは、オリジナルラブの田島貴男。
柴田淳のファンならよく知ってる、昔からのあこがれの存在として、
事あるごとに名前を上げてきた「佐藤竹善」ではなく・・・。
その辺をさんざんMCで塩谷哲に突っ込まれる柴田淳・・・。
そして、田島貴男の登場。
登場した途端、すごいオーラ・・・。
背がでかいのと顔が濃いってのもあるけど、すごい存在感。
これでさらに歌いだすとあの独特の歌声なので、さらにオーラが・・・。
競演した曲は柴田淳のセレクトでオリジナルラブの「プライマル」。
これもいい・・・。
せつない感じの曲調が二人の声によくマッチしてました。
ここで柴田淳は退場。
次は「この曲やらなかったら客は怒るでしょう」とのSALTのMCから「接吻」。
いやー、この曲は大好きだったんでうれしい・・・。
田島貴男のちょっと癖のある甘い歌声がいい感じ。
こういうAOR・ソウルっぽい感じの曲をやってた時のオリジナルラブは大好きでした。
その後でついていけなくなって聞かなくなっちゃったけど。
続いては田島貴男が尊敬する芸術家、岡本太郎をイメージして作った曲という「明日の神話」。
そして、もう1曲(曲名わからず・・・)やって田島貴男は退場。
はじめて田島貴男を生で見たけど、すごい人でした・・・。
今日はおとなしい感じの曲ばかりだったけど、
あれでライブでロックっぽい曲やったら、もっとすごいんだろうなぁと。
ここで公表されてなかったゲストが登場。
登場したのは沖縄からわざわざ駆けつけたというkiroroの玉城千春。kiroroの歌ってるほうです。
相方のピアノの方は身重なのに、会場内で見てるとのこと。
「幸せの種」を披露した後は、ここでも意外な選曲でアンジェラアキの「手紙」をカバー。
途中、ピアノの伴奏が明るいテンポのあるものに変わったと思ったら、佐藤竹善がステージに乱入!
そのまま「手紙」を途中から共演。
続いて、kiroroの代表曲「未来へ」も共演。
玉城千春は意外と声を張って歌い上げるのも行けそうな感じ。
kiroroだとああいう抑えた歌い方だけど。
佐藤竹善と張り合えるぐらいのパワーのある歌声でした。
ここでちょっと聞いてて思ったのが玉城さん、だいぶ声枯れてないかな・・・。
kiroroってこんなハスキーボイスだったっけ・・・。
MCの声もなんかハスキーボイスだし。
もうちょっとソフトな歌声の印象を持ってたんだけど。
そして二人とも退場し、塩谷哲トリオでやってるインスト曲をはさむ。
スパニッシュ調の曲。しかし、ベースの井上陽介がすごい・・・。
ギターで弾くようなフラメンコ調のコードフレーズを、ウッドベースで押さえてやってました。
続いては、絢香の登場。
「おかえり」に続いて、塩谷哲がアレンジしたという「今夜も星に抱かれて」を披露。
絢香は相変わらずのパワフルボイス。ピッチも正確でビブラートも色っぽい・・・。
ホントうまいね、この人は。
次の曲は、またまた意外な選曲のイーグルスの「Desperado」。
邦題は「ならずもの」だったかな・・・。
絢香のイメージからすると、もっとシンガーソングライターっぽい人とか
ソウルフルな人の曲を選ぶならわかるけど、
こういうロック・カントリーっぽい曲を選曲するとはちょっと意外。
オリジナルは淡々とした歌・曲だったのに、絢香が歌うと妙にドラマチックに・・・。
絢香節といった感じ。まあ、これはこれでいい感じでした。
絢香は歌唱力はあるけど、オリジナルは曲・アレンジがイマイチだと思っててあまり聞いてなかった。
さすがにピアノと歌だけのシンプルな編成だと、その歌声が映える。
ステージなれしてるのか堂々としてるし、21歳とはいえ貫禄さえ漂う歌いっぷりとステージングはすごい。
ここで再び佐藤竹善が登場し、ビートルズの「Let it be」を共演。
この曲はピアノ伴奏だけでも十分魅力的な曲。
そして絢香は退場。
そのままステージ上のシンガーは佐藤竹善だけが残る。
ここでいよいよ、メインアクト、大将のお出ましといったところか。
さすがにSALTと佐藤竹善は長年やってきてるのもあるのか、MCは息の合った軽快なトーク。
曲のほうは二人のユニットSALT & SUGARの「DIARY」からスタート。
草原のような爽やかな曲で、AOR好きの佐藤竹善がいかにも書きそうな曲でした。
しかし、CDとかで聞くより佐藤竹善の歌声がパワフルで驚き。
もっとナヨナヨとした歌い方ってイメージだったけど。
続いて、佐藤竹善が最近共演させてもらったという渡辺貞夫の「オールドフォトグラフ」を披露。
佐藤竹善いわく、ナベサダはSAXプレイヤーという印象が強いけれど、歌物もいい曲が沢山あるとのこと。
意外といい感じだったので機会があったら聞いてみようかなと。
ここで、「次の曲は手拍子して盛り上がらなきゃダメだよ」という、
なかば手拍子を強制するようなMCからビートルズの「Lady Madonna」へ。
陽気なピアノに乗って、お客さんも曲中は手拍子をして盛り上がる。
と、会場が盛り上がったところで、
今回はNHKの収録をしているとのことで、
NHKさんの編集用に、盛り上がってる時の歓声を録っておこうと佐藤竹善。
観客は合図に合わせて、最高に盛り上がった時の歓声と、
ちょっとざわついてるような盛り上がりの時用の歓声を出す・・・。
竹善さん、「これで、NHKさんも編集に困らないな」と・・・。
次で本編最後の曲というMCから、
有名なJAZZシンガー、ジュディ・ガーランドという人が歌ってる、
「Have Yourself A Merry Little Christmas」を披露。
知らないシンガーだったけど、なんか曲は聞いたことはあるなぁと・・・。
スタンダードなクリスマスソングになってるのかな。
後で調べたら、ジュディ・ガーランドという人は、オズの魔法使いで有名な人らしい。
ああ、あのオーバーザレインボウ歌ってる人ねと納得。
ここで本編は終了。
アンコールは塩谷哲が最初は一人で登場し、各人をそれぞれ呼び込む。
そして、全員でこのイベントのために作った曲という「星の夜」を共演。
いわゆる、ウィーアーザワールド方式。
あれよりはそれぞれのパートは長いけど・・・。
基本は「柴田淳+田島貴男」「絢香+佐藤竹善」「玉城千春」というパートわけで、
パートごとにハモったり、ユニゾンしたり、分けて歌ったりという感じでした。
しかし「絢香+佐藤竹善」はまだしも、「柴田淳+田島貴男」って組み合わせはすごい・・・。
まさに、美女と野獣といった感じ。今後、二度とない共演だろうなぁ。
こういう風に1曲の中でパートを分けて歌ったりすると、
それぞれの歌い手の個性が浮き出て、なかなかおもしろい。
これで今日の共演者のシンガーたちは退場。
最後はピアノソロで「What A Wonderful World」。
最後にこの曲は、にくい選曲・・・。
約3時間の長丁場だったけど、各シンガー達それぞれの個性が感じることができたライブでした。
塩谷哲もピアノ1本だけだけど、シンガー達の歌を盛り上げてくれました。
ピアニストが本業の塩谷哲だけど、なによりも歌を愛してるというのが伝わってくるライブ構成でした。
MCでも言ってたんだけど、歌の持ってる力を最近、特に感じてるそうで・・・。
ということで、これからも彼が色々なシンガーと共演するのを楽しみにしようかなと。
=セットリスト=
・塩谷哲
1.Nora Jones「Don't Know Why」(ピアノソロ)
・柴田淳
2.柴田淳「月光浴」
3.柴田淳「わたしの夢」
4.中島美嘉「ORION」
・柴田淳/田島貴男
5.オリジナルラブ「プライマル」
・田島貴男
6.オリジナルラブ「接吻」
7.オリジナルラブ「明日の神話」
8.曲名不明
・kiroro 玉城千春
9.kiroro「幸せの種」
・kiroro 玉城千春/佐藤竹善
10.アンジェラアキ「手紙」
11.kiroro「未来へ」
・塩谷哲/井上陽介
12.インスト 曲名不明
・絢香
13.絢香「おかえり」
14.Eagles「Desperado」
・絢香/佐藤竹善
15.The Beatles「Let it be」
・佐藤竹善
16.SALT & SUGAR「DIARY」
17.渡辺貞夫「オールドフォトグラフ」
18.The Beatles「Lady Madonna」
19.Judy Garland「Have Yourself A Merry Little Christmas」
-アンコール-
・塩谷哲/佐藤竹善/柴田淳/田島貴男/絢香/井上陽介/玉城千春
20.「星の夜」
・塩谷哲
21.「What A Wonderful World」(ピアノソロ)
