正直者は何とやら | あるキリスト者のつぶやき…

正直者は何とやら

カンニングはいかんよ。

最近新手のカンニング手法が発覚したと言うのがニュースで話題になっている。しかも大学の入試でのことだ。なんでも試験問題を「Yahoo!知恵袋」に投稿して一般からの解答を募ったと言うから……いやぁ、時代も変わったものである。ただでさえカンニングとは卑怯なり、と思うのだが、他人に解答させるということで、卑怯さ倍増である。昔からカンニングというのはあったし、幾度かすがりたいと思ったこともなくはないが、普通は自分で答えを用意しておくのが普通である。カンニングと言えども、ある程度の事前準備が求められたものだ。ところが今回は人任せである。

ところで腑に落ちないのが、果して静かな試験会場で試験中に、試験官ばかりか他の受験者の誰にもにばれずに、しかも限られた時間でそんな器用なことが果して可能なのだろうか。誰か気が付きそうなものだけど、さすがに受験生は人のコトまで気にする余裕はないのかもしれないが……しかし仮に誰にも気付かれなかったとしても、仮にスマートフォンであったとしても、そんな長文の質問を記載して、これまた都合良く試験時間内に誰かが解答して……それを転載してなどとできるのだろうか。

警察に被害届を出した大学もあるようだが、状況を考えてみると、どうも個人の「犯行」のようには思えないのだが、果して真相はいかなるものなのか。何やら組織的な活動が背後にありそうな気もする。ことの真相が暴かれるのを期待する。これでは一般の真面目な受験生の努力が報われまい。

しかしカンニングというやつは、試験がある限り絶えることはないだろう。

もっとも物は考えようだ。正直にやるよりも、要領良くやる方が、世の中何かと得することが多いような気もするし。確たる根拠があるわけでもないが。それにほら、正直者は馬鹿を見るって言うじゃないか。