Dracula
ホラー小説の古典的名作、Bram StokerのDraculaをようやく読み終わった。さすがに古典であるだけに、読むのに時間が掛かってしまった。
さて、おもしろいか否かで判断するのであれば、お世辞にもおもしろいとは言えない。なんせ、言葉が難しい。そればかりじゃない。物語のクライマックスというものがない。盛り上がりに欠けているのだ。物語が静かに始まって、静かに終わるという感じか。手に汗握るというところがないのだ。この手の物語では、主人公と怪物の決闘場面というのがあってもよいのだろうけど、それがない。読んだことのある人なら分かるかもしれないが、Dracula伯爵は戦わずして負けてしまうのだ。
また物語の構成も独特である。すべてが登場人物の日記やら手紙やらメモやら「新聞記事」やらで構成されているのだ。言うなれば、一人称で全てが語られている。しかも、語り手が頻繁に変わってしまうのだから、ちゃんとフォローしないと、誰が語っているのだか、たまに分からなくなって混乱してしまいがちである。
しかし、それらをひっくるめて考えると、常に主観で物語が進行し、ここぞと盛り上がるところがないだけに、ただの創作物語を読んでいるのか、それとも現実に起こったことの記録を読んでいるのかの境目が曖昧になってくるようにも感じられる。それがじわじわと迫るような恐怖心の原因となるのではなかろうか。
他の怪奇小説を読んでもそう思うことはないのだが、これに限っては、本当に吸血鬼というのは存在するのではないかと錯覚させられてしまう。
さて、おもしろいか否かで判断するのであれば、お世辞にもおもしろいとは言えない。なんせ、言葉が難しい。そればかりじゃない。物語のクライマックスというものがない。盛り上がりに欠けているのだ。物語が静かに始まって、静かに終わるという感じか。手に汗握るというところがないのだ。この手の物語では、主人公と怪物の決闘場面というのがあってもよいのだろうけど、それがない。読んだことのある人なら分かるかもしれないが、Dracula伯爵は戦わずして負けてしまうのだ。
また物語の構成も独特である。すべてが登場人物の日記やら手紙やらメモやら「新聞記事」やらで構成されているのだ。言うなれば、一人称で全てが語られている。しかも、語り手が頻繁に変わってしまうのだから、ちゃんとフォローしないと、誰が語っているのだか、たまに分からなくなって混乱してしまいがちである。
しかし、それらをひっくるめて考えると、常に主観で物語が進行し、ここぞと盛り上がるところがないだけに、ただの創作物語を読んでいるのか、それとも現実に起こったことの記録を読んでいるのかの境目が曖昧になってくるようにも感じられる。それがじわじわと迫るような恐怖心の原因となるのではなかろうか。
他の怪奇小説を読んでもそう思うことはないのだが、これに限っては、本当に吸血鬼というのは存在するのではないかと錯覚させられてしまう。