本 | あるキリスト者のつぶやき…

本には二種類あるようで、まずは気軽に読める本。もう一つは改まって読まなきゃ読めないような本。

先日、ホラー小説の古典、ブラム・ストーカーのドラキュラを買ったのだが、これは後者の方である。もちろん、日本語訳ではなく原語の英語版である。コレクションに加えたかったので、ペーパーバックではなく、ちゃんとしたハードカバーを買ったのだが、これが、でかくて、重い。これを電車の中で読もうとするのだから、結構キツイ。腕が疲れてくるし、手が小さい私にとっては、これを片手で持って読むのは、まず無理じゃないかと思えるくらいだ。幸い、メタボ気味のお腹を支えにして、そこに本を置くことができるので、何とかなっているのだが。喜ぶべきか、悲しむべきか。

おまけに、19世紀のイギリス英語である。現代のアメリカ英語に慣れてしまった私にとってはどうも雰囲気が違う。もちろん、読めないほど難解とは言えないが、それでもやはり読みにくい。

さて、明日は何か別の本でも読もうか。でも、話の展開が気になるし……あぁ、でもこれを持ち歩くのは、ちょっと勘弁してくれと言いたくなりし。悩ましい限りだ。

ちなみにドラキュラと一緒にElizabeth KostovaのThe Historianも買ったのだが、これがドラキュラよりも重くて、分厚い。なんでもこの話の主題がBram StokerのDraculaっていうことらしいので、先にDraculaを読もうとしたのだけれどね……さて、珍しくこれは読むのに時間が掛かりそうな2冊である。

しかし、他に読みたい本がいっぱいだ。一生掛かっても読みたい本を読むことができるのかどうかも怪しい。本を読むのが仕事だったら、文句ないんだけど、世の中、そんなに甘くはないか。