ぼんたん?ぶんたん? | あるキリスト者のつぶやき…

ぼんたん?ぶんたん?

職場の同僚に「文旦」を頂いた。会社の机の上で朝から、柑橘系の爽やかな香りを放っていた。まったくSEという殺伐とした仕事をしているだけに、自然の果実が放つ香りというのは、実に心癒やされるものである。


さて、家に帰ってきて奥様に「ぶんたん、頂いたよ」と伝えると「ぶんたん?ぶんたんって??」と返されてしまった。「だから、ぶんたんだってば。ほれ」と袋を渡すと「あぁ、ぼんたんね」と言われてしまった。「文旦」と漢字で書くから、すっかり頭の中で「ぶんたん」となってしまったのである。言われてみれば「ぶんたん」なんてあまり聞く名前じゃないよなと思った。たしかに「ぼんたん飴」とは言うけど、「ぶんたん飴」とは言わない。


ふと気になったんで、辞書をみると…なんと「ぶんたん」のが正式な言葉らしい。「ぼんたん」とはあくまでも「ぶんたん」の音変化したものらしいということがわかった。日本語っていうのは難しいものだ。ともあれ、文旦は今も甘酸っぱい爽やかな香りを放っている。明日の朝食時にでも頂こう。