パウロ、ローマに着く
なんとか食欲を除いては本調子に戻る。食欲は…もしかしたら、このままの方が良いのかもしれない。腹八分目って言うモンな。だいたい、今までが食べ過ぎだったんだよな。だから太るばかり…
さて、本題。風邪をひいたり、仕事が忙しかったりで、なかなか使徒の働きの最後の一章に辿り着けませんでしたが、やっと読み終わりました。
囚人であったパウロが乗船していた船が嵐に巻き込まれて難破したものの、奇跡的に全員が無事にマルタと呼ばれる島に上陸することができた。島の人々は彼らに親切であったという。さて、彼らが火をおこそうとしていると、まむしが一匹出て来て、パウロの手に噛みついたのであった。それを見た島の住人たちは「きっとこの人は人殺しに違いない」とささやきあったのだが、パウロが何ともない様子を見ると、今度は「きっとこの人は神様に違いない」と言い出したのである。それにしても、この態度の変化はなんとも滑稽に思われる。しかし、人の見る目なんて、所詮このようなものなのだろう。つまり、その場の状況で判断を簡単に下してしまい、大きな目で物事を見ないということだ。クリスチャンといえども、同じような過ち…とまでは行かなくても、同じクリスチャンに対して、そのような思いで目を向けることがあるのではないだろうか。異言で祈るからあの教会は怪しい…賛美歌しか歌わないから霊的に死んでいる…人というのは自分の価値基準でその時の状況だけを見てあれこれ判断してしまうものではないだろうか。気をつけたいことだ。
ところで、島に滞在している間、パウロは人々の病を癒やすこともあり、人々から大いに尊敬されたという。やはり、大事なことは信仰者として私たちがどのような行いをするかであろう。
さて、三ヶ月ほど島に滞在した後、彼らは再びローマへ向けての旅を続けたのであった。その航海は無事に終わった。ローマの地でかれは2年間の間、自由な生活を続け、福音を述べ伝えたのである。
明日からはパウロの書簡を見ていくとするかな。パウロの生き様、パウロが伝えようとした福音…いろいろと見えてくるかもしれないから。