人が溺れていたら…
こんな話を以前聞いたことがあります。
ある晴れた昼下がり、あなたが川縁を散歩していると…なんとあなたの身近な人と、見ず知らずの人が泳いで…じゃなくて、溺れているではありませんか!「こりゃ、えらいこっちゃ!!」とばかりに、中学校の頃水泳大会に出た経験を生かして、あなたはざぶーんと川に飛び込みました。さて、そこで問題。あなたはどちらを先に助けますか?
「そりゃーやっぱ身近な人を助けるでしょ。」そう答えたアナタは普通の人です。誰でも身近な人を助けたいと思うでしょうね。人として当然です。
「いやいや、まずは他人を助けるよ。」そう答えたアナタは非常に義侠心の強い人ですね。尊敬しちゃいます。えらい!
さて、いずれも人としての行いは正しいでしょうが、どちらも回答としては"不正解"です。
では"正解"とはなんでしょうか?「岸に近い方」だそうです。助かる可能性が高い人の方を助けるというのが人命救助の鉄則らしいです。日本はどうだか知らないけど、アメリカには「この人助かる」「この人ダメ」と区別する専門職"triage"があります。思えば、就きたくない職業ではありますが。
今朝の新聞で見たのですが、政府が災害避難時に老人・障害者を優先するという方針を出しました。社会的弱者を優先して助けるという、その気持ちも分からなくはないですが、果たして政府の方針としての正当性については疑問に思わずにはいられないのです。只でさえ高齢化社会の問題が取りざたされているのに、あえて若い人よりも年寄りを大事にしようとするなんて矛盾しているような気がしないでもない。そりゃー、普段の平和な日常では社会的弱者を守るのは人として当然のことだろうけど、人の生死が関わってくる特殊な状況下ではルールが違うだろうと思うんだよなぁ。将来性のある人を優先させるというのなら納得できるんだけどね。
ある晴れた昼下がり、あなたが川縁を散歩していると…なんとあなたの身近な人と、見ず知らずの人が泳いで…じゃなくて、溺れているではありませんか!「こりゃ、えらいこっちゃ!!」とばかりに、中学校の頃水泳大会に出た経験を生かして、あなたはざぶーんと川に飛び込みました。さて、そこで問題。あなたはどちらを先に助けますか?
「そりゃーやっぱ身近な人を助けるでしょ。」そう答えたアナタは普通の人です。誰でも身近な人を助けたいと思うでしょうね。人として当然です。
「いやいや、まずは他人を助けるよ。」そう答えたアナタは非常に義侠心の強い人ですね。尊敬しちゃいます。えらい!
さて、いずれも人としての行いは正しいでしょうが、どちらも回答としては"不正解"です。
では"正解"とはなんでしょうか?「岸に近い方」だそうです。助かる可能性が高い人の方を助けるというのが人命救助の鉄則らしいです。日本はどうだか知らないけど、アメリカには「この人助かる」「この人ダメ」と区別する専門職"triage"があります。思えば、就きたくない職業ではありますが。
今朝の新聞で見たのですが、政府が災害避難時に老人・障害者を優先するという方針を出しました。社会的弱者を優先して助けるという、その気持ちも分からなくはないですが、果たして政府の方針としての正当性については疑問に思わずにはいられないのです。只でさえ高齢化社会の問題が取りざたされているのに、あえて若い人よりも年寄りを大事にしようとするなんて矛盾しているような気がしないでもない。そりゃー、普段の平和な日常では社会的弱者を守るのは人として当然のことだろうけど、人の生死が関わってくる特殊な状況下ではルールが違うだろうと思うんだよなぁ。将来性のある人を優先させるというのなら納得できるんだけどね。