こんにちは、ヤコです
今日は統合失調症のご家族を持つ方々に向けた記事を書く試み第一弾です。
今まで統合失調症患者として、自分の事を、誰ともなく宛てて書いてきました。
わたしは今までの人生の半分近くを統合失調症と共に歩んできました。
家族の病気に対する無理解からの衝突、軋轢、そして歩み寄り。
今でも家族はわたしに障害者手帳を取らせなかったり、心無い言葉を発したりします。
でも、それは病気を理解していないから出た言動です。
あ、じゃぁ、理解を深めてもらえばいいんだ。
と、言うわけです
統合失調症の患者さんを家族に持った皆様、
わたしなんかの体験談ですが、なにかの参考になれば幸いです。
必ずしもすべての患者さんに当てはまる訳ではないと思いますが…。
なにから書くべきか悩みますね。
もうご存知の事とは思いますが、病気の事についてサラッと…
この病気、統合失調症は陽性症状と陰性症状がありますよね。
陽性症状は幻覚や幻聴だったり、妄想など、明らかにビミョウな感じの急性症状です。
では陰性症状ですが、これは(たしか)陽性症状で「わーっ」ってなって、暴れて疲れ切った脳みそさんが、「もー疲れた。ダメ」ってなって、思考が鈍ったり、体が思ったように動かなくなる症状です。
陰性症状は数か月以上続くこともざらです。
陽性症状の時、わたしはお薬が有効でした。
わたしは幻覚と妄想があり、こうなってるときはあまり他人の意見を聞いていませんでした。
なにしろ、脳みそさんが「わーっ」ってなってるので。
陰性症状に変わり、疲れ切った脳みそさん。
身体を動かすどころか、思考を働かすこと自体が難しかった時期です。
やっぱり家族が何か言ってるんですが、言ってることはだいたいわかるものの、
「寝てないで散歩くらいしようよ」とか
「家にいるなら簡単な家事やってみない?」とか
はっきり言って
「無理だよーん」
だって、自分の司令塔・脳みそさんが働かないんですもん。
ここもやっぱりお薬の出番です。
しかも3種類です。
お薬①…抗精神病薬
お薬②…時間と言うお薬
お薬③…家族の愛
抗精神病薬は毎日決まったものを地道に飲んでほしいです。
副作用は出ますが、諦めずに地道に飲んでほしいです。
えらい時間はかかりますが(わたしはまともに社会復帰まで6年かかってます)きっと効きます。
あと家族の愛がとっても重要です。
陽性・陰性症状がひどいとき、病気の人がほっぽられたら、のたれ死ぬ可能性すらあります。
それくらい疲れ切って、何もできない状態だからです。
確かに病気の人にイラっとくるかもしれません。
毎日寝てばかりとか、満足に動けないとか、いつも落ち込んでるとか。
でもそこは、どうか、お願いします。
大きな心と愛情で、
「お薬飲んで時間がたてば解決するさ」
と、温かく見守ってほしいです。
そして、回復して来たり、時折調子のいい時に、
「あれしたい」「これしたい」
と言ったら、出来る範囲でさせてあげてください。
人間は辛いとき、苦しいときに酷い事をされたり、言われたりしたら、生涯わすれません。
わたしは治療薬の副作用で、目が見えなかった時期があります。
その時両親は
「お金あげるから、病院いってきな」
と、目の見えないわたしを一人で病院に行かせました。
わたしは自転車にぶつかったり、停車中のトラックのサイドミラーに頭をぶつけたり、
電柱にぶつかって転んだり、けがをしながら一人で病院に行きました。
その後の通院は親が車で連れて行ってくれましたが、病院の駐車場で車を降りたわたしは
「しっかり歩け」
と叱りつけられ、涙が出ました。
未だにそれらの事で両親との軋轢があります。
だから、どうか病気を理解して、歩み寄ってほしいです。
もちろん、病気を看病するご家族の心のケアも重要です。
看病する側の心まで荒んでいたら、共倒れてもおかしくないので。
統合失調症の症状がひどいとき、患者が頼れる人は少ないです。
陽性症状による影響で、友人を失っている人もいます。
きっとまた普通に生活できる日はきます。
時間はかかっても。
その時まで、手をとって見守ってあげてほしいのです。