こどもたちと犬 | No Legs,No Cry!

No Legs,No Cry!

足がないけれど元気に陽気に生きている猫のノエル、
にーさん猫のドラ、メイと暮らしています。
ボランティアに通う茨城・CAPIN(キャピン)の
シェルターのみんなのことも♪

土曜日は、大家さんのご親戚とお友達の方々が、
家族でBBQをされていてビール
たくさんの子供たち(小学校中学年)がシェルターの敷地内を駆け回り、
クリちゃんはひっきりなしに吠え、
チャイやカイトも、興奮していたようで…。

夕方、猫舎で猫を見ていた子供たちに呼ばれ、
何かと思ったら、

「すみませーん!犬がこわくて、通れないんですけどー!」
「犬がほえるから、通れません!」
「何とかしてください!」


猫舎を出て外に出るとすぐ、
リードに繋がれていないチャイがついてきたり、
カイトが立ち上がったりするので、
怖くて通れないとのこと。

たぶん、この状態でピョンピョン追っかけてくる汗
No Legs,No Cry!

大丈夫だと話はしたものの、怖いの一点張りなので、
最初はチャイたちを押さえて通そうかと思ったのですが、

本当はやさしくて、全然怖くなんかないのに、
まるで怖い犬みたいに扱ったら、
チャイ達に失礼だ!と思い、

子供たちを集めて、
チャイたちの名前や保護された経緯を説明すると、
「へー…そうなんだ…」
「かわいそう…」

と、態度が和らぐ子供たち。

触りたそうな子の手をとって、チャイやカイトにそっと触らせてみると、
「うわ~、やわらかい…」
「カワイイ…」

と、さっきまでの恐怖が薄れ、ぐっと親近感を抱いてくれたようで、

No Legs,No Cry!

No Legs,No Cry!


せっかくなので、
クリちゃんのことも説明し、
車椅子を見せると「立てなかったのに今は歩けるの!?」と、
感心してくれたり。
No Legs,No Cry!

もっと犬を見たい!
と言うので、
フレンドリー外交官の、タロウ、ポチ、ペーの部屋に案内しました。

フレンドリーのカリスマ降臨
No Legs,No Cry!

すると、
さっきまで、怖いとばかり言っていたのに、
みんな、すっかり3匹の虜になって、
カワイイ!お手してくれた!私の事が好きみたい!
と大喜びで、
「この部屋に泊まってもいいぐらい!」
「おれ、名前覚えた!」
「朝の散歩、何時からですか?一緒に行けますか?」
「また、すぐに来たい!」

と、放っておいたら何時間でも犬たちと遊んでいたいほどの変わりぶり。

子供だいすき!タロウ
No Legs,No Cry!

「何分後にまた来ていいの?」
と言うので、
大人と一緒に、必ず開け閉めのときに脱走に気をつけて、
鍵をしっかりかけるならいいよ、
と言うと、
「やったー!!」
と言って、
またすぐにお父さんを連れて、何回も線香花火の部屋を訪れていたみたいです。


その後も、私を見かけると、
アンと“だるまさんが転んだ”をした、とか、
犬たちのことを話してくれて、
最初は吠えるから怖がっていたクリちゃんのことも、
触りに行っていて、
すごく親しみを持ってくれたよう。

アン「結果的に、だるまさんが転んだ、になってた?」

No Legs,No Cry!


最初は、噛むんじゃないかとか、怖い気持ちしかなくても、
きっかけさえあればすぐに、
動物をカワイイとか、大事に思う気持ちを持ってくれるんだな~って、
子供の素直さにちょっとびっくりしました。

そして、そういう機会がないだけで、
動物の魅力を知らないまま大人になって、
動物に関心のない人になってしまう事も多いんだろうなぁ。
きっかけさえあれば、
未来は変わるのに…。

そして、
子供たちの心もあっという間に虜にする、
シェルターの子たちの魅力に、
改めて脱帽ですドキドキ

一番人気は、メル嬢でした~
No Legs,No Cry!
「当然よ!」