Ⅾと突然の再会に戸惑いパニックになった私の手をひっぱりながら一緒に逃げてくれた長男。
『110番した??』と焦る長男に震える手が邪魔で110という数字すら押せない大人の私なんて情けないのだ・・・涙がとまらない。体も震えている。
ああ。わたしはこんなにもⅮに恐怖心を持っていたんだと改めて思った。
やっと110番通報が出来たとき周りを見たがⅮはいなかった。叫ばれて周りの目を気にして逃げたのだろう
警察に電話してGPSなのか携帯の位置を特定して『近くのコンビニに避難してください』と誘導された。
震えと涙が止まらないわたしに『もうパパきてないから大丈夫だよ』と励ましてくれる長男普段ぽけーーとしてるのになんて頼もしい
コンビニに入り、店員さんに事情を話し警察が来るまでかくまってもらうことに。
するとあっという間に5人ほどの警察官が登場。
女性警察官もいて背中をさすってくれた
コンビニの事務所を少しお借りして事情聴取が行われた。
『旦那さんからひなんしてきているときに会ったのね?偶然?すごいな。』
『どんな服装?体形は?』
と言いながら無線でⅮの特徴や車のナンバーなど近くの警察官らに知らされる。
もはや犯人捜し・・・
詳しい話は交番でと移動することに
交番でも事情調査をして先ほどの出来事を話す。長男もⅮに『おい!!』と言われた。嫌だった。など冷静に話していた。
周辺での捜索でも見つからなかったようなので、Ⅾには家の近くの警察官が事情調査をすることとなった。
この日は帰り道も私の運転する車のあとから警察車両が同行しての帰宅。
長男は『リアルな警察24時みたいだったね』なんて茶化してくれたが、本当は怖かったに違いない
怖い思いをさせてごめんねと謝ると『あいつがただ叫んでただけでしょ。怖すぎだよね』と笑っていた。
さすが宿題をしないで先生に『忘れました!』と堂々と言うほどのメンタルの持ち主(笑)
将来が楽しみだなシェルターに帰宅してから職員に出来事の報告などをして警戒を強化することに。
その夜、ご飯を食べていると警察から一本の電話が入った。