再構築のために帰ってきたのに、どんどんつらくなってくる。怒らせないようにとⅮが仕事から帰ってくるとわたしも子供たちも笑顔が消える。こんな家族でいいのだろうか・・・。
この頃、仕事でも手も震えや吐き気などに襲われたりしていた私は同僚とリーダー格のAさんにメールできついことやⅮにされていることを愚痴るようになった。もうそうでもしていないと精神的にきつかったからだ。
毎日のように厳しくなるⅮの言動。一緒に買い物に行って助手席で外を眺めるだけで『俺といるのがそんなに嫌なら帰る!お前もここで降りろ!』と怒鳴られるし、ドラマで感動していれば『何に泣いてるんでしょうね~そんなにイケメンが好きか?』とドラマの主人公にまでヤキモチを焼くⅮ
もう限界だと思った私は、Ⅾが帰ってきた私のドライブレコーダーを見ているとき、『もう限界。再構築するっていったけどⅮが変わらないなら離婚だよ。』と伝えた。家の中だとまた怒鳴ると思った私は家の外で話し出した。(なにかあれば近所の目がある為)
『はあ?何言ってんの?ちょっと家の中に入れよ!』とわたしの腕を引っ張るⅮ。
『引っ張らないでよ!』と少し大きな声で抵抗すると世間体を気にするⅮは、『なんで大きな声出すんだ!ふざけるな!』とヒートアップ
腕を引っ張られながら家に入った私は、『離婚してください。もう無理だよ。』と土下座をしながらⅮに懇願した。
涙でぐちゃぐちゃな顔で土下座をするわたしに『本当に離婚したいのか?俺は頑張っているのに』と。そんなやり取りを2時間くらい続けたころⅮが『分かった。もういい。離婚しよう!いますぐ離婚届を出しに行こう。』と言い、子供たちを集めて『パパとママは離婚することにしました。どっちについてくるのか?』と3人に聞くと全員『ママ・・・』と答えた。
それを聞いたⅮは『じゃあ勝手にママについていけ。いますぐ荷物をまとめろ!!』と子供たちに命令しだした。
離婚届を市役所に取りに行くも時間は18時過ぎ。守衛さんのところに行き『離婚届下さい』とⅮが言うとなぜか渡される婚姻届け(笑)コントみたいだった。
『ちげーよ!緑のほう。離婚届だから!!』そりゃこんな田舎でこんな時間に離婚届取りに来ないですよね
家に帰り、離婚届に記入し親権はわたし。財産分与は半分ずつ。養育費はいらない。など口頭で話を進めいよいよ出しに行きましょうと言うときにⅮがまた言い出した。
『二人で出しに行くぞ』と。なんで離婚するのに二人で行く必要があるの
有無を言わさず車に乗せられ市役所にレッツゴー
しかしここから2時間、わたしとⅮの車での戦いが繰り広げられるのだった。