鬱になって1か月、少しづつだが動けるようになってきた。病院へも行くがまだまだ時間がかかると言われその職場自体がもう行かない方がいいと提案された。

 

確かに、思いだすと動悸や涙が止まらなくなるし、職場の近くも通れず遠回りして買い物など行くほどだった。は動けるようになってきた私に『今の仕事を辞めて次の仕事を探せよ。次は時給のいいフルタイムで』とまだ通院中のわたしに言ってきた。

 

鬱になってまだ1か月である。本当に自分のことしか考えていない。チーンおそらく自分の会社に私が鬱になったことなど恥ずかしくて言っていないのだろう。

『もう動けるし、仕事した方が治るよ!』なんて鬱の人からしたら悪魔の言葉だ。鬱の人は基本的に休むことが仕事みたいなもので私のようにがいるからとせかせか動いていては治るものも治らない・・・

 

この出来事を近所に住む友人だけが知っていて、『今は絶対に休まないと後からもっと大変なことになる。ご主人が言うことは聞かなくていいよ』と心配してくれていた。

 

仕事の有休を使い、3か月ほど休職していたある日、ついにが『いつまでこんなことしてるの?早く仕事見つけないと生活できなくなるじゃん』と言い出したのだ。

 

有休を使い終わったら退職してもう少し治療に専念しようとしていた時だったのでわたしは本当につらかった。鬱のことはなかなか理解されず、怠けだ。弱いからだと言われ家にいても気が休まらない日々が続いた。