2018.3.14
 
今回は、最初の抗がん剤から6日後のお話です︎☺︎
 
 

ようやく副作用が落ち着いてきて

スマホをいじったり
音楽を聴いたりと余裕が出てきました。
 
 
それと同時に、ストレスが溜まってきました...
 
ICUやCCUは重症の患者さんばかりのため、
すぐに異変に気づけるよう心電図や心拍数、酸素の値などをモニタリングしているのですが、
四六時中誰かのモニターの音が鳴っているのです。
ピピピピ!ピンポン、キンコン、ピンポン・・・!ピーーーーーー!キンコン!ピピ!
頭の中でぐわんぐわん鳴り響いて
かなり辛かったです...
 
また、窓もなく
外は晴れているのか、雨なのか、
朝なのか昼なのか夜なのか、
そんなこともわからない環境で
社会と隔絶されたような気持ちになりました。
 
隣のおじいさんのいびきや
痰の吸引の音もなかなか応えました。
しょうがない事だとはわかっているのですが、
何日もそういう状態が続くと
やはりイライラしてしまいます
 
 
悶々とこの気持ちと戦っていました。
早くこの環境から出たい。
あともう少しの辛抱だ・・・。
そう思って乗り越えていました。
 
 
 
そしてその思いが伝わったのか、
ICUにきて1週間が経ったこの日、
一般病棟に上がれることになりました・・・
 
もう心臓が急変する危険も少ないだろう
という先生方の判断と、
これ以上この騒々しい環境にいたら
私がおかしくなってしまうだろう
という看護師さんの気遣いで、
血液内科病棟の個室を用意してくださいました
 
この時は本当に嬉しかったです
 
静かな個室で自分一人。
モニターの音、誰かが苦しむ声などを聞かずに過ごせることに幸せを感じました
そして、窓から外が見えて、
朝日が昇るのと同時に目を覚まし、
青空を見ることができるのも嬉しかったです。
 
 
 
 
 
 
 
入院してから、様々な小さな幸せに気づけるようになりました。
おいしいと言ってお食事を食べられること。
自分のお部屋でゆっくり眠ることができること。
毎日お風呂に入れること。
学校に行けること。
勉強ができること。
友達がいること。
そして、生きていること。
 
消えかけていた私の命の火を
また再び灯していただいたことに深く感謝して
命を大切に生きていきたいです。