今回は、私が受けることになった

R-CHOP療法について書きたいと思います。
 
R-CHOP療法は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の基本的な治療法です。
 
 
レジメンと副作用はこのプリントにわかりやすく書いてあるので、見てください︎☺︎
 
 
 
R リツキサン
C シクロホスファミド(エンドキサン)
H ドキソルビシン(アドリアマイシン)
O オンコビン(ビンクリスチン)
P プレドニゾロン(←ステロイド)
 
リツキサンというモノクローナル抗体と
3種類の抗がん剤、そしてプレドニゾロンというステロイドを使います。
 
 
 
リツキサンはモノクローナル抗体
と呼ばれる薬のひとつで、
悪いがん細胞だけを攻撃してくれます。
 
普通の抗がん剤は、
がん細胞が細胞分裂が早いことに着目して、
細胞分裂を止めて細胞死を起こそうという薬で、
そのため細胞分裂が早い良い細胞(粘膜や毛根、骨髄)もすべて殺してしまいます。
そして、それによって吐き気や脱毛、骨髄抑制といった副作用が起きてしまいます。
 
しかしリツキサンは、
がん化したBリンパ球と
特定の成熟段階にある正常Bリンパ球の
表面に存在しているCD20という
タンパク質を目印に結合して攻撃します。
 
だから、より効果的にがん細胞だけを殺すことができ、さらに副作用も少ないのです。
 
このリツキサンが創られて、
悪性リンパ腫の生存率が大幅に上がりました。
 
 
 
 
数十年前には不治の病とされていた病気が
医学の進歩のおかげで今では完治も見込める。
本当にすごいことだな、と思います。
 
医学の発展に感謝して、治療していきたいと思います。