突然の解散を発表した3ピースバンドの6枚目のアルバム。
andymori
宇宙の果てはこの目の前に
まずみんなが驚いたであろう「解散」の発表。
解散について、彼らはインタビューで
「andymoriとして表現できることはやりきった。」
と語っています。
これから音楽を続けていく上で、鳴らしたい音をandymoriでは出せない、ということでしょうか。
また、このアルバムの誕生も解散のきっかけの一つとなったのだとか。
とってもとっても寂しいことですが、まだまだツアーもあるし、解散ライブも発表されているので、andymoriの最後を、最後の最後まで暖かく見届けましょう。
解散しても、andymoriの音楽はあり続けるのです。
さて、肝心のアルバムですが、今までのアルバムとは受ける印象がなんだか違いました。
解散という文字が念頭にあるからかもしれませんが・・・。
今までのアルバムは、音楽をかき鳴らすというか、雑なわけではないけれど、音楽への情熱が荒々しく表現されているように感じていたのですが、この「宇宙の果てはこの目の前に」は、静かなる情熱と言いますか、内なる情熱と言いますか・・・。
とにかく、がむしゃら感のようなものをあまり感じず、その代わりいつにも増して厚みがあって、ひしひしと感じるような音と感情が詰め込まれていました。
私がこのアルバムでおすすめしたいのが、リード曲でもある「宇宙の果てはこの目の前に」と、「優花」です。
「宇宙の果てはこの目の前に」は、まずタイトルに感嘆の溜息というか、とにかく私好みのネーミングなのです。笑
宇宙のように壮大で、包み込んでくれるような楽器隊の音が、メロディーが、曲が、小山田君の声が、宇宙のように私を吸い込んでいくかのようでした。
「宇宙の果てはこの目の前に
時間の果ては一寸先に」
そしてもう一曲、「優花」。
やさしいアコースティックギターのイントロで始まるこの曲。
ピアノのアレンジもとても耳に心地よいです。
なんだか、そよ風が吹くところでぼーっとしながら聴きたくなります。
andymoriだからこそ奏でられるフォークロックです。
もうアルバムを聴き終わる頃には胸がいっぱいで泣きそうになってしまう、そんな切ないアルバムですが、最後にしてandymoriの傑作を持ってこられたような気がします。
「夢見るバンドワゴン」を聴いている時、そこのあなたもきっと鼻がつーんとしてしまうでしょう。笑
これは必聴です。
