いつか内容をまとめて
ブログに残そうと思ってたのに
先延ばしにしてしまっていた
抗がん剤のこと
を書いておこうと思います。
私の癌のサブタイプは
トリプルネガティブです。
AC療法4クール
ドセタキセル4クール
行いました。
その当時に感じてた副作用は
日毎にメモに残していますが
全部書くと読みにくいので
大まかに書いて行きます。
抗がん剤を始めた時
初回の感想は
“ 思っていたより大丈夫！ ”
でした。
吐き気や全身の倦怠感は
もちろんあったのですが
まだ耐えられる程度のものでした。
ちなみに初回のみ入院、あとは外来です。
初回は顔色がかなり悪くなり
主治医に顔面蒼白と書かれました
吐き気は吐き気止めで副作用が軽減されました。
初回の入院中は気持ち悪くなると注射でも
吐き気止めを打ってもらいました。
あとAC療法は真っ赤な尿が出ます。
抗がん剤が始まったんだなと実感しました
脱毛に関しては髪はほぼすべてなくなっていく
ということはわかっていて想像がつきましたが
といっても脱毛が1番辛い副作用なのは間違い無いです。
精神的に。脱毛のことは過去記事に書いています⇨こちら
吐き気や痛みに対しては、
やるまで想像できていませんでした。
実際に経験してみて、
“ これくらいなら思ってたより全然大丈夫！ ”
そう思ったんです。
でも、これがやっぱり甘かったことに
回数を重ねるごとに気づきました。
主治医からも最初はたぶん大丈夫だけど回数を重ねると
辛くなってくると思いますとは言われていました…
3回目以降は回数を重ねるごとに
本当にどんどん体は悲鳴をあげて
家の階段を登ることも
洗濯物を干すのに腕を上にあげるのも
病院の駐車場から病院まで歩くのも
すぐに息が上がり、全身が痛く
ものすごい疲労感でした。
ほんのささいな日常の動きなのに
体の節々のいろんなところが痛くて
ゆっくりしか動けない
少し動くと足、腕がだるくて痛い
それがしばらくとれない
重くてとても痛い体
スローでしか動くことができなくなりました。
食器を洗うスポンジを握ることや
ご飯を食べることにさえ疲れてしまい
しんどいと感じていました。
頭痛や吐き気よりも
体の痛みがずっとあることが
とても辛かったです。
抗がん剤をしたあとは1週間ほど
喉の気管が狭くなるような感覚もあり
食べ物を飲み込みづらくなりました。
パンはなかなか喉を通っていかず、
お米の方が食べやすかったです。
特に卵かけご飯がするするとして食べやすかったです。
辛いものは激辛に感じ
歯磨き粉でさえ辛かったです。
味覚障害も出て味もわからなくなり
食べることが苦痛になりました。
後半のドセタキセルではむくみがひどく
最後には浮腫だけで3キロ増となりました。
だれ？というくらい人相が変わりました。
眉毛もない
まつ毛もないのに
むくみでさらに目が腫れて
ものすごく人相が悪い
とてもショックでした。
人に見られることはもちろんのこと
自分で鏡で顔を見ることもすごく嫌で
直視できず目を逸らしました。
抗がん剤終了後から、2週間でむくみのピーク
がきて、そのあとたしか1ヶ月ほどかけて
浮腫は徐々になくなっていったと思います。
抗がん剤が全部終わる頃には
もう二度と
抗がん剤はしたくない
そう強く思っていました。
今でも思っています。
抗がん剤は本当に
辛くて辛くて過酷な治療です。
でも、治療する術があることへは
感謝していました。
この薬を使えるようになるまでに
たくさんの医療従事者の方
治験に参加された方
色々な過程を支えてくれた方がいるから
治療することができるんだと。
願わくば、さらに医療が進歩して
もっと副作用の少ない治療法が
いつかできますようにと祈っています。
最後に髪の経過です。
今回は③の最後の経過写真です。
抗がん剤終了から約3年近く
切らずにいた髪の長さがこちらです。
約3年、ここまで伸ばしてから切り揃えました。
それがこちらです。⇩
切った直後に撮り忘れたので
自分スタイリングで少しボサボサです
どちらも約1年前撮っていた写真です。
だいたい元に戻って
ボブに切り揃えられたことが
とても嬉しかったです。
でも抗がん剤治療前より
少し髪の毛は薄くなった気はします
単なる老化かもですが
あといまだにアホ毛がすごいことと
まだ短い髪の毛がチラホラあるので
生えるのが遅い髪もあるのかな？
と感じてはいます。
（そのせいで薄毛だと信じたいです。笑）
抗がん剤治療をこれからされる方や
髪の毛が伸びるのを待っている方の
参考になればと思います。
副作用内容は、これから治療される方
不安にさせてしまってたらごめんなさい
でも、自分の頑張った証として
自分が感じたありのままの気持ちを
残させてください。
癌だけでなく
いろいろな病気と闘っている皆さんの
頑張った治療が報われますように
祈っています