こんにちは!
突然ですが、最後に砂やどろんこ、粘土などで、両手をいっぱい汚して遊んだのはいつだったか憶えていますか?
大人になると段々と手や服が汚れる事に対して抵抗が出てきますよね。
子どもの頃は汚れなんて気にせず、平気で虫も触れたのに、今は無理〜!という方も多いのではないでしょうか。
そこで今日は手の感触を十分に楽しむ「小麦粉ねんど」に挑戦してみました!
アミティエ風小麦粉ねんどの作り方
⭐️準備するもの⭐️
・ボウル
・小麦粉
・水
・サラダ油
・食用色素
⭐️作り方⭐️
1.小麦粉を準備します。
大きめのボウルなどに
小麦粉をドバーッ!
と入れると後から大変なので、そーっと入れます。
2.水を入れます。
ここがアミティエ風小麦粉ねんどで一番大切なポイントです。
多ければ手にベトベトくっつきます。
少なければまとまらず、ボソボソになります。
ネットで調べれば一瞬でわかる事ですが、あえて分量を調べない事で児童と一緒に考える事ができました。
「うわー!ベトベトだ!気持ち悪い!」
「じゃあ小麦粉を足してみよう!」
「なんか粉が手に付いて取れないー💦」
「これ全然まとまらないね」
「ちゃんとできるの?これ💦」
こんなやり取りが続きます。
すると突然
「あ!!まとまってきた!!」
児童の目が一瞬でキラッ✨とした瞬間を先生はしっかり見ていましたよ^_^
3.油を混ぜます。
これまた実験。最初はほんの少しだけ。
効果なし。
少しずつ油を足していきます。
そして段々と面倒臭くなってきた先生たちは(笑)
「えぇい!もういい!ドバーッ!(笑)」
児童が一瞬「え!?」という不安な目をしたのを先生はちゃんと見ていましたよ( ̄∀ ̄)(笑)
両手に溢れるくらいの油を入れました(笑)
これが大成功!
ちゃんとまとまって手にくっつかない、油ねんどとは全然違う感触になります!
これには児童も先生たちも
「おぉー!気持ちぃぃ!!」
丸まったねんどに指を突っ込む児童。
横にいた髙橋先生がすかさず
「おぉ!北斗神拳だね!」と。
ポカーンとしてしまった児童に小声で
「ねぇ、北斗の拳って知ってる?知らない?」
と聞いていた髙橋先生。
先生はしっかり見ていましたよ( ̄∀ ̄)(笑)
4.色を着けます!
ここまで写真が無かったのは手がベトベトのぐっちゃぐちゃでカメラを触れなかったからです(笑)
今日はこの3色(赤、青、黄)を使います。
ねんどに少しづつ混ぜます。
と、言っている矢先、髙橋先生がやってしまいます。
色をドバーッ!
明らかに入れ過ぎです。
「なにこれ、気持ち悪い…」
「虫?」
「なんかの内臓みたい…」
という周囲の声を跳ね除けるように
「芸術だ!これこそアートだ!」
と高らかに笑う髙橋先生。
最後はただの真っ黒い塊になっていた事は内緒にしておきますね^_^
上手です!
そして気が付けば
「うわ!凄い時間経ってる!」との児童の声に一同時計を見ます。
1時間があっという間に過ぎていました。
みんなとても夢中になった時間でした^_^
最後に
いろんな色を着けて今日は丸めて完成!
餃子も作ってみました(笑)
手を汚して遊ぶのは楽しいです!
でも…
この日の利用児童の中には全く参加したがらない児童もいました。
不参加だった理由は様々あると思います。
ただやりたくなかったから、手が汚れるのが嫌だから、一人で居たいから…理由はたくさん考えられます。
それはそれで良いと思います。
でも、今日の小麦粉ねんどに限らず、本人が興味を持てるようアプローチを工夫して、何か新しい事に参加できたり、挑戦する事ができた時はきっと「楽しい」と思えるはずです。
アミティエ季実の里の療育方針のひとつに
「諦めない」
という言葉があります。
無理に参加を促すのではなく、一人一人に合った療育を諦めずに探していこうと改めて思った一日でした。