第197夜♪~Crossover Night 11~ | IN THE MOOD~MJ's Bar~

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シャイなマスターMJの思う事や好きな音楽など、気ままに書いていきます。
どうぞ、ごゆっくり…

こんばんは





今夜も素敵なひとときを♪…










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Relax and enjoy these special moments...












Azymuth "Fly Over The Horizon"







Kirk Whalum "Love from A Star"










もう何度こんな想いをしたのだろう…



途方に暮れる彼の姿があった

思うようにいかない恋愛に彼はすっかり自信を失くし、自分を見失っていた

というよりも、ある意味変な"慣れ"のようなものが彼の中で芽生え、

どこか冷めてしまっている自分がいる…と言った方が正しいのかもしれない





「今年もあともうひと月で終わりなのね… また今年も一人…かぁ…」



煌びやかなイルミネーションで彩られてる街を眺めながら、彼女はため息混じりに呟いた

彼女もまた、なかなか思い通りにいかない恋愛に悩んでいた


運命の出逢いってよく言うけど、そんなのってホントにあるのかしら…

そんな事を考えながら、彼女はいつものように夜空の星を数えながら歩いていた




ドスン!



考え事をしていて、僕は何かにぶつかった



「痛っ!」


「あっ!痛~い」


「ごめんなさい、考え事をしていたもので… お怪我はありませんか?」


「大丈夫です。私もよそ見をしていたものですみません…」


「それなら良かったです… こちらこそ申し訳ないです」


「あっ、シャツに口紅が…」


「あはは、ホントだ。大丈夫ですよ、気にしないで下さい。クリーニングすればいいですし」


「もう、私、何してるんだろ… ホントにすみません…」




これが彼女との初めての出逢いだった

何故かこの時、また彼女に逢うのではと僕は心のどこかで感じていた












Pauline Wilson "Stay"










半年後…



職場に新たなメンバーが加わる事となり、朝礼で紹介されていた

僕は寝坊をしてしまい、なんとかギリギリセーフという状態で頭もボーっとしていた


「今日からお世話になります○○です。よろしくお願いします。」



彼女が顔を上げた瞬間…

僕は思い切り目が覚めてしまった

そう、あの時にぶつかって僕のシャツに口紅を付けてしまったあの彼女である

セミロングのストレートヘアと優しい眼差しがあの日の僕の記憶にしっかりと残っていた



彼女は僕の部署の欠員補充ということで配属されることとなった


「こちらがリーダーの△△だ。コイツはたまにボーっとしてるから、しっかりサポートしてやってほしい」


部長にそう言われて彼女が挨拶にやってきた


「初めまして○○です。一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします」


「こちらこそ、よろしく。」


「あの時の… まさかこちらでお会いできるとは思ってなかったです…」


ちょっと不思議そうな表情の部長を横目にしながら、僕はニコッと彼女に微笑んだ



そんな事もあって、彼女と打ち解けるまでは時間がかからなかった

仕事の面でも飲み込みが良く、僕も幾度か助けてもらった

仕事帰りに食事したりする機会も自然と増え、プライベートでも親しい間柄になっていった



彼女と"出逢った"あの日からちょうど1年…

僕らは久しぶりにあの場所へ行ってみた



「今だから言うけど、あの時また君に逢えるような気がしてたんだ」


「私もまさか新しい職場のリーダーがあなただなんて、思ってもみなかったし」


「僕も朝礼で君を見たとき、心の底からビックリした。まさかホントにそうなるとはね…」


「実は私も…何となくだけど、そんな予感がしてたの」


「縁って不思議だよね… 今では君の存在が僕にはとても大きいよ…」


「それって、上司として? それとも…?」





彼女の言葉の先が気になった

正直、彼女と接しているとありのままの自分でいられる

自信を失くしていた僕を救ってくれた



心から彼女と一緒にいたい…



その時、彼女を愛してると僕は確信した…












吉井 弘美 & 村上 圭寿 "Voices From December ~12月の声~"










「僕はきっと…君と出逢うために、ずっと寒い冬を過ごしてきたと思うんだ…」


「私もずっと一人きりだったわ… でも、今はあなたがそばに居てくれる…」


「今まで運命的な出会いって信じてなかったけど、君には他の誰かと違う特別な何かを感じるんだ」


「実は私も…全く同じ事を思ってたの。不思議とこういう事ってお互いが感じてるものなのね」
 




「僕は…君にずっとそばに居てほしい… 君を愛してる…」


「その言葉… ずっと待ってた… 私もあなたを心から愛してる…」



彼女の細い体を強く抱きしめた

僕の胸の中で彼女は安らかな表情を浮かべている…





「あっ!雪」


「ホントだ!雪だね」





すっかりクリスマス一色となった街の中

神様は僕らに少しだけ早い素敵な白いプレゼントをくれた



僕らはずっと抱き合いながら、空から舞い降りるプレゼントを楽しんでいた

今までとは違う幸せな12月の声を聴きながら…














Azymuth "Outubro"





Good Night...