台湾凍頂烏龍茶作り体験の続きです
夕食から工場へ戻ると、葉っぱから更に強く香水の香りが漂っていました!そうこの香り!顔を埋めたくなる良い香りに眼も覚めて作業再開です!ここからは強めに揺青機械(浪青機)を使って更に撹拌して行きます。
10分位したら6キロずつ測って竹笊に入れて静置します。この作業の最中に80歳のお母様がまた見に来て声をかけて下さいました!とても可愛らしい方で私は三人の息子がいると教えて下さいました。まさに三人の息子さんはお顔が似ていて要所を任され茶作りを実践されているご家族です。

日中にご自宅すぐ側にある茶園にもご案内頂きました。後一週間で茶摘みができるとおっしゃっていました。張老師の奥様とご一緒に記念茶摘み写真を撮りましたら、ご自宅に併設された茶館を見せて頂き、今朝は台北から40名のグループが来られたと聞きカフェですか?と質問したら講座をしているとの事。興味深いと思っていたらなんと夜の時間も空けて下さり、ワークショップを受ける事が叶いました!素敵な茶館に満足そうな奥様!2階に上がって6人ずつに別れて台湾茶6種類を皆んなで淹れて飲みます。私は金萓と書かれたエプロンを付けて先生の指示通りの温度と時間で淹れます!他のお茶5種類(高山茶、東方美人、老茶、貴妃茶、蜜香紅茶)淹れる楽しみと一度に沢山飲み比べ出来、日本の柄杓を使ってお湯を淹れるアイデアも面白かったです。テーブル席で奥様の点心も頂き夜の美味しいお茶時間を堪能、ウトウトしそうな眠い体をストレッチ体操も率先して下さいました。既に10時を越えていますがもう暫く頑張ります。
発酵を止める作業に入ります。
殺青機械はガスバーナーで稼働
勢いよく二人で茶葉を投入、短時間で取り出し袋に取り出すと職人さんが手でくるくる巻いてマジックショーの様な
箱に暫く熱を冷ますために入れて、また取り出し望月式の揉捻機械で初めての揉みを開始します。茶摘からここまで来るのに10時間かかります。その後初めての乾燥機械にかけて粗製茶が出来上がります。この作業を今日の分全ての茶葉が終わるまでやり遂げます!途中温かい紅茶を淹れて下さったり

してリフレッシュしましたが、12時を過ぎると皆さんの動きも緩慢となり途中でそろそろ引き上げましょうと奥様が配慮して下さり、後は職人さんにお願いしてお宿に戻る事に!お疲れ様でした
烏龍茶作りは眠れないと言うのは本当なんですよ〜

余り熟睡出来ませんでしたが、朝食を済ませてお茶はどうかしらと思いながら宿から工場へ早安!奥の広い工場へ案内され、もう作業が始まっていました!ここで私が見たかった通称豆腐機を遂に見られたのです
常に殺青機とセットで解塊しながら豆腐機で揉んでを繰り返します。□形で出てくるのでそう呼ばれています。昔は無かったですが、近年の人手不足の解消になっています。ユニフォームを着た若めの職人さん達が頑張っていらっしゃいました!
次な工程は形を丸めるための最終包揉に入ります。ます殺青機で茶葉を柔らかくした後に布に包みねじり機械に載せて稼働するとくるくると口が巻かれしっかり堅い球形になります
約18キロ結構重たいです!

私は無理でしたが持ち上げた方素晴らしい!筋力鍛えないとだめですね。
この作業は50回程行います!本当に時間がかかっています。
そして、遂に私達のお茶が出来上がりました!テスティングすると爽やかで新鮮な花香がして美味しかったので嬉しくて皆と感動!ここまでご一緒した李先生と茶友と
ここでお別れ
ツアーの皆さんは更に台中の阿里山へ私達は桃園県の鶯歌へ向かいました。

鶯歌は昔から陶芸の街でノスタルジックな雰囲気があります。陶芸博物館や暮らしの陶芸品から台湾急須、茶器を買うには最高の場所です!迷って買わないと後から後悔します。そんな懐かしい場所へお昼頃到着し、まずはランチを探しました。行こうと決めていたギャラリー兼レストランのお店はもうやってないと言われましたので若い店員さんにおすすめを聞いて喝茶天という
お店に。地下にあってとてもおしゃれ!沢山急須が棚にありました!牛肉麺をオーダーして美味しかったです!一階は茶器のお店になっていて食後に行ったら買い物は1割引きになりますと言われてラッキーでした。
戦利品を買えて生徒さんも満足そうです
そして色々と見ながら、台湾茶で有名な
呂老師の茶館があるのでそちらを目指しました。茶館を訪ねると呂老師の奥様が出迎えて下さいました
有り難い事に奥様がお茶を綺麗に淹れて下さり2回目のお茶は私に淹れるよう促されて恐縮ながらも阿里山を淹れました。奥様がご用意下さいました🌹の花の入った点心ゼリーまでご馳走になり、呂老師はお茶で北京に行かれているとの事。優雅なおもてなしに感謝感激でした!李先生のお口添えがありこんな機会を得られたのです!美味しい台湾茶を買ってドライバーが迎えに来る時間になったのでお店を後にしました。それから宿泊のホテルへ荷物をチェックインし、台北に出かけるか迷いましたが、近くの桃園駅で夕食を探すことにしました。タクシーで駅まで行き、三越があったので地下街に香港の

お店があり点心を沢山頼んで楽しみました
暫し歩いてホテル近くの果物屋さんでパイナップルケーキを買い、お部屋でお茶をして明日のフライトに向けてパッキングしてぐっすり眠りました。
長文お読み頂きありがとうございました。