※あきらめて連番ふりましたm(_ _)m

※リョウク語りをつづけてしまった...

 

 

******************

 

 

リョウク side

 

 

『風が冷たいかもしれないから、そのまま着てな』

 

バイクを降りて。パーカーを脱ごうとしたら

 

ジョンウン先輩が連れてきてくれたのは、国道を走った先にある、海だった。季節外れだからか。浜辺には、犬を散歩させてるひとくらいしかいない

 

先輩は。ざくざくと砂浜に降りてゆく。靴...汚れちゃう...躊躇したけど。先輩に置いてかれたくなくて。あわてておいかけた。少ししめった砂は。案外、歩きやすくて。すぐに先輩に追いついた。先輩が振り返って。にっこりと笑う。え...こんなふうに笑うんだ...

 

波と戯れるように歩く先輩は、なんて言うか...かわいかった。不思議だな...今日、初めて言葉を交わしたのに。こんなに心やすくいられる...

 

気がつくと。先輩が。やわらかな表情で、僕を見つめていた。え...

 

『いい声してるな』

 

あ...どうやら、無意識にうたっていたらしい。すみません。つい...なんで謝るの。もっとうたってよ。え...ほら。あ...はぃ...深呼吸をして。うたをつづけた。すると。先輩がハモリはじめた。嘘...すごくいい声...ほんとに。何でもできるんだな...何でこんなひとがいるんだろう...

 

『声楽でもいけそうだけど』

 

うたうのは。小さいころから好きだった。でも。ピアニストになりたかった、オンマの夢を継いで。僕はピアノ科に進んだ。それ以外の選択肢はなかった

 

『勉強してみるのも。いいかもしれないぞ』

 

知識は多いほうがいいだろ。そうだけど...ピアノだけで手一杯なのに...

 

『気が向いたら、この先生、尋ねてみろよ』

 

先輩が。小さな紙切れを、差しだした。イェソンから聞いたっていえば、わかるから。イェソン?あぁ...何だろ、イェソンって...その紙には。僕も聞いたことがある教授の名前と、部屋番号が書かれていた。何で...ん?

 

『何で...そんなこと...言ってくれるんですか...』

 

今日、初めて会ったのに...僕の言葉に。先輩が。小さくため息をついた

 

『何でだろうな...』

 

え...気づいたら。唇が重なっていた

 

 

 

《つづく》

 

 

@yesung

@Instagram

※画像お借りしましたm(_ _)m

※本日のラインナップ