※あきらめて連番ふりましたm(_ _)m
※リョウク語りをつづけてしまった...
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リョウク side
『風が冷たいかもしれないから、そのまま着てな』
バイクを降りて。パーカーを脱ごうとしたら
ジョンウン先輩が連れてきてくれたのは、国道を走った先にある、海だった。季節外れだからか。浜辺には、犬を散歩させてるひとくらいしかいない
先輩は。ざくざくと砂浜に降りてゆく。靴...汚れちゃう...躊躇したけど。先輩に置いてかれたくなくて。あわてておいかけた。少ししめった砂は。案外、歩きやすくて。すぐに先輩に追いついた。先輩が振り返って。にっこりと笑う。え...こんなふうに笑うんだ...
波と戯れるように歩く先輩は、なんて言うか...かわいかった。不思議だな...今日、初めて言葉を交わしたのに。こんなに心やすくいられる...
気がつくと。先輩が。やわらかな表情で、僕を見つめていた。え...
『いい声してるな』
あ...どうやら、無意識にうたっていたらしい。すみません。つい...なんで謝るの。もっとうたってよ。え...ほら。あ...はぃ...深呼吸をして。うたをつづけた。すると。先輩がハモリはじめた。嘘...すごくいい声...ほんとに。何でもできるんだな...何でこんなひとがいるんだろう...
『声楽でもいけそうだけど』
うたうのは。小さいころから好きだった。でも。ピアニストになりたかった、オンマの夢を継いで。僕はピアノ科に進んだ。それ以外の選択肢はなかった
『勉強してみるのも。いいかもしれないぞ』
知識は多いほうがいいだろ。そうだけど...ピアノだけで手一杯なのに...
『気が向いたら、この先生、尋ねてみろよ』
先輩が。小さな紙切れを、差しだした。イェソンから聞いたっていえば、わかるから。イェソン?あぁ...何だろ、イェソンって...その紙には。僕も聞いたことがある教授の名前と、部屋番号が書かれていた。何で...ん?
『何で...そんなこと...言ってくれるんですか...』
今日、初めて会ったのに...僕の言葉に。先輩が。小さくため息をついた
『何でだろうな...』
え...気づいたら。唇が重なっていた
《つづく》
@yesung
※画像お借りしましたm(_ _)m
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