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ヒョクチェ side



『店番、サンキュー』


つかまれた腕をするりと抜いて。突き放されたのが気に入らないのか


『店番なのに、サンドイッチ食べてたんだよ!』


え...どっちも俺が頼んだんだよ。小さくため息をついて


『リョウクも好きだろ?この店のサンドイッチ』


そうだけど...拗ねたよーにうつむく。ヒョンが。俺の方を向いて


『もう食ったのか』


ううん。まだ途中...そうか。お茶いれるよ


『リョウクも飲むか?』


いらない!そうか。明らかに八つ当たりなのに。気にする風もなくて。でも...俺は...


『お腹すいたなら。僕がつくってあげるのに』


『その度に、呼び出すわけにもいかないだろ』


ヒョンならいいもん!馬鹿。コンクール近いのに、何いってんだ。痴話喧嘩か...何か...落ち着かなくて


ヒョンからお茶を受け取ったとき。すごい顔でにらまれて。ひぃ...あわててパンを口の中につめこんで


『お、俺...バイトあるから...』


え。ヒョクチェ...ヒョンが呼び止めた気もするけど。そのまま店を飛びだした



《つづく》



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