※CPがかぶるので、とりあえずあげとけパターンになるかもしれません←自分が混乱する(笑)
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シウォン side
いつからか。忘れたころに。同じような夢を見る
まだ小さくて。薄暗い所を。ひとりで歩いていて。裸足で。突然、差し込んだ。一筋の光に。吸い込まれるように目をあてた。覗いたその先には...
そんな日の朝は、間違いなく暴発していて。ベッドの中で。静かに十字を切った
『シウォンもそろそろ。大人の仲間入りをしても、いいんじゃないか』
叔父が。定期的に開いている、サロンに誘われた。父はこの叔父を好んではいなかったが。留学の予定もあったし。勉強になればと。母の勧めもあって、叔父の別荘に滞在することになった
そこは。避暑地としては有名ではないものの。企業の研修センターがあったり。実業家のセカンドハウスがあったり。静かなようで騒ついていた
こういった集まりは初めてでもないが。情報交換と言うよりは、手柄の披露に終始していて。明け透けな話題に。秒で辟易した
退屈で。裏庭を散歩していた時だった。どこからか。サッカーボールが転がってきて。何だ...何気なく、爪先で蹴り上げて。膝で。何回か、リフティングして。最近、こんなことしていなかったから。ちょっと汗をかきたくなって。ネクタイを緩めたら。ん...？がさごそと。近くの茂みから。小動物のように、ひょっこりとひとが現れた
『あ...』
パーカーにハーフパンツで。白く、細い足をむき出しにして。まるで。初めてひとに会ったように。呆然と。目と口を開けて
『ヒョク。あった？』
同じ場所から、もうひとり。這い出てきたのは。似たような年恰好のオトコで。俺に気がつくと。綺麗な顔立ちを歪めて。眉間に皺を寄せて。睨みつけてきた
そう。それが。俺たち、三人の出会い
《つづく》
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