ヒョクチェ side



『キュヒョナ。ペダルだぞ』


今日は、キュヒョンのじゃなくて。店に来てる客のオーダーで。キュヒョンの店は、つまみっぽいのしかないから。ヒョン...キュヒョンの、戸惑ったような声に。違和感を抱く。え...


『久しぶりだな』


会いたくて...会いたくて...会いたくなかった...そのひと


『ちょっと。外に出よう』


あ...抵抗する間もなく、腕を取られて。キュヒョンの心配そうな顔が。ドアの向こうに消えた


『元気だったか』


くちびるを噛んだ。言葉にしたら。泣いてしまいそうで...


『顔くらい。ちゃんと見せてくれよ』


久しぶりなんだから。伸びてきたその手を。振り払った。触れてしまったら。止めどなく、溢れそうで...


『何だよ、ツンか』


らしくないな。そんなんじゃない。これ以上、俺を...揺さぶらないでくれ...


『ちょっと、あんた』


え...さえぎるように、肩を入れてきたのは


『嫌がってるじゃないか』


ジョンウンさんだった



《つづく》


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※きのーの最終更新です