キュヒョン side



大のオトコが。ふたりして、三角帽子かぶって。クラッカー鳴らして。クリスマスソングをうたって。ドンヘヒョンは、ずっとご機嫌で。最初くらい、こんなんでもいいかって。思ってたら...


『きゅひょ...』


ずるっと崩れる身体...え...?ヒョン...!?え...!うそ!


いつのまに...わざとか、うっかりか。ヒョンは、俺が飲んでたシャンパンをかっくらって。大の字にのびてしまった...


普段から。なかなか目を覚さないひとだ。酒が入ったら、尚更だよな...


仕方ないけど...ため息しか出ない。ぽっかりと口を開けて。それでも、憎たらしいくらいイケメンで


クリスマスだから。ロマンティストのヒョンのことだから。そうなるんじゃないかって...


俺の覚悟はどうしたらいい。ビンの底に残っていた、シャンパンをあおった


そうだよ。今日は、キスさえしていない。なんとなく。俺からはしづらくて。いつも。ヒョンがしてくれるのを、待ってしまう


寝てるけど...キスしていいかな...それくらいじゃ、起きないよな...


くちびるは...ちょっとやりづらいから。おそるおそる、頬にくちびるをおしつけた。ら...ぅぅん...ん?うなったヒョンが。もじもじと身体をよじって。俺がキスしたところを。ぽりぽりとかいた...


俺は、蚊か!!



《つづく》


※ごめん、キュヒョン...

※次はあめ限なのでこちらでご挨拶を。祭りにおつきあい、ありがとーございましたー

※いろんなクリスマス