キュヒョン side
街中が。イルミネーションで彩られる季節になった。クリスマスか...いままでそんなに気にしたことなかったけど。ドンヘヒョンはどうなんだろ...記念日とか、大事にしそうなんだよな。でもオトコ同士だしな。特に何も言ってこないけど。いまんとこ
《クリスマス、どうしますか?》
そんなこと、小っ恥ずかしくて聞けないし。最近、ドンへヒョンは。自分の部屋にこもりがちで。ちゃんと勉強してるならいいけど。いい点を取れとは言わない。不可にならなければいい。ヒョンだって。年下の恋人が先輩になるのは、いやだろうし...
何か助けが必要なら、連絡が来るだろうから。いつも通り、自分の部屋でゲームをしていた。ら
がたん!どん!
『いってぇぇぇぇぇぇ!』
何かが落下した音と。そこそこな悲鳴と。ヒョン...!?俺の部屋も揺れたけど...この建物、大丈夫だよな...
『ヒョン!どうしたんですか!』
ドアをノックすると
『あ、あけちゃだめ!』
てぇ...呻いてんじゃん...ヒョン...開けますよ。一応、断って。暗証番号を押してロックを解除した。ドアを開けると...
『え...』
殺風景だった室内が。風船やオーナメントで、クリスマスっぽく中途半端に飾りつけらていて
クリスマスツリーの脇に。きらきらしたモールに絡まれて。うずくまっている、ドンへヒョンがいた
《つづく》
※本日のラインナップ