※前中後編くらいでいこーかと思ったら無理でした(笑)


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ドンへ side



『イ・ドンヘ!』


わ...あっとゆー間に。クラスメートの何人かに囲まれる


『おはよう。イ・ドンヘ』


にやにやしながら。顔をのぞきこんでくる


『...お...お...お...お...お...はよ...』


聞こえねーよ!けらけらと。聞こえてるくせに...


『今日は何曜日だったけ?』


僕がつっかえやすい言葉ばかり、次から次へと狙ってくる。そんなに頭が働くなら。勉強に生かせばいーのに...考えなきゃいけないことがありすぎて。ますますスムーズに話せない


『ちゃんとしゃべんなきゃ、わかんねーだろ』


こつんと頭をこづかれて。毎日、こんなことでからかって。何がたのしーんだろーか...そんなにヒマなんだろーか...言い返すことができるわけもなく。ただ、口をむすんで。うつむいて...


『イ・ドンヘ』


あ...ヒョクチェくん...ちっ。めんどーなやつがきたとばかりに。周りに群れていたクラスメートが散っていく。そいつらを威嚇するよーに。ヒョクチェくんがゆっくりとちかづいてきた


『おはよ、ドンへ』


ん...すっと息を吸って...吐いて...お、おはよ...あまりつっかえないで言えた...よくできたとばかりに、頭をごしごしとなでられる


『相変わらずか...』


ほっときゃいーんだよ、あんなやつら。う、うん...わかってるけど...ヒョクチェくんみたく。毅然とできなくて


ヒョクチェくんは別のクラスで。いつからか。僕がみんなにからかわれてると、助けてくれるよーになった


《落ちついて、話してみろよ》


あせんなくていーからさ。ヒョクチェくんは、僕がパニくらないよーに待ってくれる。こんなこと、ゆってくれひとも。してくれたひとも。はじめてだったんだ



《つづく》


※本日のラインナップ