『ヒョクチェ。とりあえず手当を...』

シウォンさんが手を伸ばすのを。ドンへがさえぎる。俺のマネージャーにさわるな!何、言ってんだよ。あきれたように

『お前がやったんだろ』

ぅ...ぴしっと言われて。だまりこむドンへの肩をなでる。大丈夫だよ。心配すんな

『シウォンさんも。わかってますよね?』

太めの片眉があがる。こいつが...本気で噛むわけないって...ひょく...

『ドンへ。スケあるだろ。いくぞ。まだ間に合う』

で、でも...わるいとおもうなら、仕事はきちんとやれ。ん...ドンへの腕をつかんで。立ち上がらせる。まったく...シウォンさんが、腕を組んで。おおげさにため息をつく

『本当によくできたマネージャーだな』

新人とは思えないくらい。残念ながら...冷めた視線をドンへに向ける

『ついてるヤツがそれに見合ってないけどな』

シウォンさん!ドンへの顔が朱に染まる。つきあいが長いとはいえ...いくらなんでも言い過ぎだ

『短い付き合いでも、ヒョクチェはこんなにお前のこと理解してくれてるのに...』

お前は全然わかってないよな。身長差を見せつけるように。ドンヘを見下ろす。お前が...なみだ目でにらみつける。ぎりぎりと音がしそーなほど

『お前が、ヒョクの何を知ってるんだよ!』

ドンへ...つかみかかりそうになるのを押しとどめる。シウォンさんはかまわずにつづける。知ってるよ

『お前が知ろうとしなかったこともな』

教えてやろうか?ドンへの顔が。あっとゆー間に真っ青になった


《つづく》

※きのーの最終更新です