図書館を出た後。ドンへくんは何も言わないまま。わたしの手をひいて歩いてく。このまま帰るのかな...ふいに振りむいて。ね...
『アイスたべる?』
たべる!メロナでぃ?うん!ドンへくんが買ってくれたメロナをたべながら。また歩きだす。アイスをたべおわるころ
『あっとゆー間にスヌンになっちゃう気がするね』
そーね...がんばろーね。うん...
『ウニョク』
ん?あのさ...うん。何?真面目な顔をして
『お互い...大学受験が無事に終わったら、お願いがあるんだ...』
お願い?な、何かしら...つないでいた手を引きよせられて。あっとゆー間にドンへくんの腕の中...ドンへくん...そのときは...
『ウニョクと...したぃ』
え...?ど、ど、ど、ど、ど...ドンへくん...?
『ほんとは...ほんとは...いますぐにでも...したぃ』
ずっと考えてた...でも...僕たちは高校生だし...三年だし...うん...もっともっと...ウニョクのことを知りたいけど...うん...そしたら...もっともっと...ウニョクに溺れそーで...ドンへくん...
『ウニョクのことも...大切にしたいんだ』
うん...わかった...ありがと、ウニョク。うぅん。わたしのほーこそ...
そーか...キスしかしなかったのは、そーゆーことだったんだ...
わたしじゃだめなわけじゃなかったんだ...
ドンへくんらしーけど...
でも結局...
どっちなのかしら...
《つづく》
※きのーの最終更新です