※シウォンに唆されたヒョクチェ...
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ヒョクチェ side
きょーもドンへは、疲れたを連発してかえってきて。疲れるほどやんなきゃいーのに...アミノ酸だ、プロテインだとさわがしぃ
ボトルにミネラルウォーターとプロテインをいれて。いままさにシェイクしはじめよーとした。その背中に。そっと身体を寄せて、鍛えられた腹筋に腕をまわした
ヒョク?
一瞬、動作をとめて。ふっと息をはいて。そのままボトルをふりだした。その振動がつたわってくる。いつも体温はたかいけど。運動したあとだからか、さらにアツくて。密着してる部分の湿度がじんわりと増す
ボトルのキャップをはずして。一気飲みして。ごきゅごきゅとゆー音と。見えないけど、意外と主張してる喉仏がいそがしく上下する様がうかぶ。うぅぇー。満足げなため息
『めずらしーね。ヒョクチェからくっついてくれるなんて』
身体をとおしてひびいてくる声。低めの。甘い。ちょっと鼻にかかった
『...わるいかよ』
『わるいもんか。むしろいぃ』
腹の前で組んだ手に。かさねられる手
『で。どーしてくれんの?』
からかうよーな。でも期待してるよーな。どーしてって...肩におしつけた顔が、あかなくなるのがわかる。どーすりゃいーんだ?
『つかれてんだろ』
『ヒョクが甘えてくれたら、つかれなんてふっとぶよ』
あたりまえじゃん。指先からひじあたりまですっとなでられて。ぞわりと総毛立つ
煽ってんだか煽られてんだか...
もーどっちでもいーや...
目の前のきれーなうなじにくちづけた
《つづく》
※きのーの更新です