※天使の羽といえば...ランドセル←


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ひょん...?

ベッドが軋んだ音で目が覚めた。やっぱりヒョンはいなくて。目をこすりながら起きあがると、窓のそばにヒョンが立っていた

ブラインドの隙間から差し込む朝陽は、ヒョンの白さと細さを際立たせる

その肌に。真っ白なシャツを羽織る。白はヒョンのすきな色

鍛えはじめたヒョンは腹筋を見せたがるけど
僕はヒョンの背中がすき

背骨がまっすぐで。ほどよく筋肉がついてて。肩甲骨がしなやかにうねる


ときどき

そこに

羽が見える気がする

真っ白で艶やかな

天使の羽

ひょん...

はかなく消えてしまいそーで。おもわず手をのばした

『ドンへ?』

起きたのか...ん...ヒョンは仕事だから。もうすこし寝てなさい。うん...あたまに押しあてられるヒョンのくちびる。寝ぐせ、ついてないかな...んっ。もっとほしくて顔をつきだしたけど。ヒョンのくちびるはあっけなくはなれてしまって...ひょん...いってくる。うん...


ねぇ、ヒョン...

その羽で

とんでいったりしないよね...


《fin》

※最初はトゥクウクのはずでした(笑)
※GW特別短編、おつきあいありがとーございましたー

※本日のラインナップ