※ちょっもさかのぼります。恋人になりたてのういういした時期をおたのしみください(笑)


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吾輩はドンへである



ヒョクチェとめでたく恋人になりました


ヒョクチェはずっとボクのことをすきでいてくれてたみたいなんだけど...

ボクはヒョクチェに...こ、告白されてはじめて気づいたから


ヒョクチェがすきだったんだって。ずっと...


だから...

毎日、毎日。会うたびに

わらってくれたびに。触れてくれるたびに

どんどんすきがふくらんで...どきどきしてふわふわして...こころがぽやんとあったかくなって...もっともっとっておもって...


たんだけど...



『あ、俺、そろそろ帰るわ』


ヒョクチェのひざに寝ころがって。何をするでもなく。もーこのまま寝ちゃってもいーかなっておもうくらぃ、うとうとしてて


あ、うん...やっぱりかえっちゃうんだね...しかたなくおきあがる。すこしの抵抗として。わざとらしく目をこすりながら


ヒョクチェは実家暮らしだけど。ボクはひとり暮らしで。泊まってってもいーのに。何なら、つきあう前はよく泊まってったのに。バスがなくなった。とか。のみすぎた。とか。めんどくさい。とか


『じゃぁ、また明日な』


おでこにちゅっと。ん...なんかさみしくて。あいまいにわらうことしかできなくて。ばたんとドアがしまる。すぐにその辺にほうりだしたスマホがなる。ヒョクチェからのおやすみのメッセージ...おうちに着いてからじゃおそくなるからって


ヒョクチェはやさしぃ。もともとやさしーけど。恋人になってからはなぉ


でもなんだろ...

なんでこんなにもやもやするんだろ...


恋人どーしって

こんなにせつないものなのかな...




《つづく》


※本日のラインナップ