※ちょっと思いだしたくないことに触れてしまうかもしれません。そちらが主題ではないんですが、気に障った方はそっとページを閉じていただけたら幸いですm(_ _)m
※五歳児ヒョクチェを育てるドンへパパのお話しです。キュヒョンはおなじ園に通ってる仲良しです

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ドンへ side


降りだした雪が思ったよりひどくなった。ヒョクチェはキュヒョンくんと一緒で。車で送ってもらうことになっていて

スマホがなる。キュヒョンくんパパだ。そろそろかえってくるのかな

『よぼせよ。いつもすみません。え...』



『ヒョクチェ!』

ベッドによこたわるヒョクチェに駆けよる。ぱぱ...ぱっと目をひらいて。その目にじわっとなみだがうかぶ。顔に貼られたガーゼが痛々しい

『大丈夫か、ヒョクチェ。どこかいたいとこはないか?ん?』

ほっとしたんだろう。ぱぱ、ぱぱと俺に抱きついてくる。これだけちからが出せるなら、ほかにケガはないのかな...

『申し訳ありません!』

すこしはなれたベッドに寝ていたわかい男のひとがとびおきてきた。キュヒョンくんパパの会社の社員さんだ。きょーは代わりに運転手をしていたらしぃ。いつもキュヒョンくんはもちろん、ヒョクチェの面倒もよくみてくれて

事故は彼のせぃではなぃ。雪がつよくなってきたから、車を路肩に止めてキュヒョンくんパパの指示をあおいでいるときだったそうだ。スリップした車を発端とした多重事故に巻きこまれた。彼のほーが傷だらけだし腕も吊っている

『それで...キュヒョンくんは...』

キュヒョンくんの姿がみえない。キュヒョンくんパパは電話で、ヒョクチェが乗った車が事故に巻きこまれた、としかゆっていなかった。とりあえず軽傷だと。俺もテンパってたから、キュヒョンくんのことを聞きわすれてしまったいて

『それが...』

彼がくちびるをかんでうつむいた

《つづく》

※本日とラインナップ