ドンへ side
家にかえってすぐ《ヒョンが誤解したみたいで...ごめんなさい》ヒニムにカトクした
《心配するな。いいヒョンじゃないか。大事にしろよ》顔を見て話しをしたかったけど
あれからなんやかやジョンスヒョンがかまってきて。監視ってほどじゃないけど。バイト先まで迎えにきたりして
自分が予定があるときはキュヒョンにまでたのんで。キュヒョンは不思議そうな顔をしながら、つきあってくれてたけど
『ヒョン、何かあったの?』
今日もキュヒョンと一緒にかえってきて
『これのせい?』
キュヒョンがスマホの画面を俺に見せる。あ...あの写真...ジョンウンさんに撮ってもらった。顔がほとんど写ってないから、誰も気づかないとおもってたのに...
これ、ヒョンでしょ?わかるのか?わかるよ。俺のヒョンだもん
こういう仕事してるの?ちがうよ。ちょっと行き違いがあって...こんな写真、撮ってもらって?でかでか街中で広告に使われてて?だからそれは...
『何の話だ』
ヒョン!ジョンスヒョンがキュヒョンのスマホをうばいとる。これ...お前なのか?ん...まぁ...。こんなこと...あいつにたぶらかされたのか!そんなんじゃないよ!こんなことするためにあいつに会ってたのか!だからちがうって!
『やっぱり何か関係があるの?』
ドンヘヒョンとあのヒチョルってひと。キュヒョン...
『ヒチョルの《희》の文字...ドンへヒョンのタトゥーの文字とおんなじだよね』
気づいてたのか...そんなの...しらべればすぐわかるよ。あのひとにもヒョンとおなじところにタトゥーがあったし。あのひとのはマークだったけど...あのマーク、何だか知ってる?あれは...ロゼットって...そうだよ。ロゼットだ。太陽のシンボルで...
『ドンへヒョンの《해》、太陽の意味もあるだろ』
あ...無意識に耳のうしろに手をやる。やっぱりこれは...
『何をさわいでるの...』
母さん...
母さんが真っ青な顔をして立っていた
《つづく》
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