ドンへ side
ひ、ひょん。い、いたいよ...
ごめん...ヒョンが我にかえったかのよーに
。よーやく手をはなしてくれた。まだつかまれてるみたいにジンジンする
『あいつと何してた?』
何をって別に...言えないのか?ゆえないってゆーか...ゆーほどでもないってゆーか...
『なんであいつと会ってるんだ』
まさか...あのカメラ、あいつにもらったりしたのか?ち、ちがうよ。そんなんじゃなぃよ。そうだよな。そんな筋合いはない
『あいつに何を言われても信じるな』
ヒョン...なんでだ...あのときの名刺は捨てたはずなのに...え...じゃぁヒニムの名刺は失くしたんじゃなくて...ヒョンが?
『なんで?』
俺がもらったのに、なんでそんな勝手なことすんの?ヒョンだとしても。ドンへ...
『それにあのときって何?ヒョンはヒニムにあったことあるの?』
何があったの?何もない。お前には関わるなって言っただけだ
『だからなんで?』
何か理由があるんだろ?ジョンスヒョンは理由もなくそんな理不尽なことをするひとじゃなぃ
『お前は俺の弟だから』
俺が守るから。ヒョンが俺をだきしめる。こどもんときみたいにやさしく。ヒョンの香りがふわっとかおる。ヒニムとはまたちがったあまい香り
まだヒョンたちと暮らして間もないころ。うまく話せない俺をヒョンはよくだきしめてくれた。こんなふうに
『たのむ...あいつとはもう会うな...』
ヒョンと約束してくれ...そんな...ヒョン...ないてる?なんで...?小刻みにふるえる身体に腕をまわして。返事もできずにただたちつくしていた
《つづく》
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