ドンへ side
ヒニムのタトゥーをみつめたままうごけないでいたら。ジョンウンさんがもどってきて
『何やってんだ?ふたりとも』
あ...あぁ
『夜景みせようとおもって』
ヒニムのことばに窓のそとに目をやる。すごぃ...高層階だけあって見たこともない景色がひろがっていた。ここは夜景も有名だからな
チャジャンミョンとちゃんぽんとチャーハンを三人でわけて。ほとんど俺がたべたけど
あんまりおそくなってもまずいよな。また声かけるからさ。え...また...安心しろ。撮影はもう頼まないから。ヒョン、俺を仲間はずれにしないでくれよ
またタクシーを手配してくれて。スマホの着信にきづいてみてみると。ジョンウンさんが撮ってくれたヒニムとのツーショット写真で。夜景をバックにした。ジョンウンさんと三人で撮ったやつも
前とおなじよーに大通りでおろしてもらって。さすがにたべすぎたかな。おーきく息をついて。キュヒョンにもたべさせてやりたかったな
『いまかえりか?』
ふりかえると、コンビ二のふくろをさげたジョンスヒョンがいた。ヒョン。買いもの?ん...
ヒョンとならんであるく。家までの道を。ふたりで肩をならべてあるくなんて久しぶりだな。ヒョンはずっと勉強でいそがしかったから
『また最近おそいのか』
またって...そんなことないよ。ヒョンがいーたいことはわかってる。バイトより勉強しろ。母さんに心配かけるな。まるで父親みたいだ。父さんは俺には何もゆわないから
突然ヒョンが俺の肩をだきよせた。ぐっと。何でもいえよ。ヒョンがいるんだから。うん...ヒョン、ありがと...
《つづく》
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