※早々に遡ります。ヒョクチェ大学一年、ドンへ入隊前の夏あたりです
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ドンへ side
お昼をたべに来なさいね、とヒョクチェのおかーさんにゆわれて、バイトの前に寄ったら『七夕だから』とミルグクスをつくってくれた。ヒョクチェはサークルの用事で出かけてるらしぃ
おかーさんは秋夕とかソルラルとか、名節のこととかよく教えてくれる
『情人節だから、台湾では恋人たちの日として七夕バレンタインなんて呼ぶんですって』
ロマンティックよね、ふふふ
こーゆーところ、ヒョクチェによく似てる。だからおかーさんがわらってくれるとこころがあったかくなる
夜は雨になるかしら
七夕の日に降る雨は、牽牛と織姫が再会できた喜びのなみだだとゆわれている
そのときは俺たちも感激のなみだをながすんだろーか
会いたくても会えない日がくるのはもーすぐだ
お互い言葉にはしないけど
バイトがおわって家に帰ったらヒョクチェがいてくれた
『お。おかえり』
おつかれ
ヒョクチェの腕の中にとびこむ
ん…ただいま
腹へったーってゆーからチキンをペダルして。ヒョクチェはビール、俺はコーラ
最近ヒョクチェはお酒をのむよーになった。シウォンもお酒はすきだから、ふたりで飲みに行ったりもしてるみたいで
『ヒョク、チョコたべる?』
チョコ?めずらしーな
ん、なんかおいしそーだったから…
おかーさんの話し聞いてあげたくなって…ヒョクチェに理由は内緒だけど
こんな時間をすごせるのもあとすこしなんだ
『これ高いやつだろ』
ヒョクチェがあたまをわしゃわしゃとなでてくれる
そーなのかな?よくわかんないから名品売場で一番めだってるのを買ってきた
一粒くちにほうりこんで、ん、うまぃ
よかった。うれしそー…
ほら、ドンへも
ヒョクチェが一粒つまんで俺にさしだす
ん…つられてくちをあけたら、おしこまれるチョコと…
歯にあたったヒョクチェの指
反射的にくちをとじてしまって。ちゅっとはなすと、ヒョクチェの指に溶けたチョコがついてて…もー一回あむっとしてなめとって…
ドンへ…
ヒョクチェが俺のあたまに手をまわしてひきよせる。チョコのかわりにヒョクチェのくちびる。お互いのくちの中にのこったチョコがまざりあう
あ、ヒョク、お酒のんでるんだった…
ヒョクチェの息がいつもよりアツくて、甘くて。何度も喰まれて背中を支えられてゆっくり横になって…
いーよね、きょーくらぃ…
もーすこし…
あとすこし…
《おわり》
※お天気よくないですね…みなさまお変わりありませんよーに…
※こんなかんじでぎゅたばん ヘウンのよーに、Wings ウネも短編を投下できればいーなー、と思ってます
※韓国では七夕は旧暦で祝うよーで、同じく旧暦で祝う台湾では、七夕バレンタインデー、基、チャイニーズバレンタインデーなんて呼ばれてるよーです
※明日はたぶん、お話し更新お休みします
※えーと…根強いハイジ…(笑)