板橋区は旧都庁舎1階正面ロビーの壁に設置されていた芸術家、岡本太郎のレリーフ「月の壁」の原画を購入し、区立美術館で開催中の「日本の美術運動展」で公開している。27日まで。

 原画は昭和31年の制作。旧都庁舎1階ロビーにあった岡本のレリーフは7点(11面)で、「月の壁」は縦約6メートル、幅約4・5メートルの巨大な陶板壁画だったのに対し、原画は油絵で縦80センチ、横65センチ。青を基調にした鮮やかな色使いなどがレリーフそのままだという。

 レリーフは都庁舎移転に伴い、平成3年に取り壊されたが、レプリカが川崎市岡本太郎美術館に保存されている。

 区によると、原画は21年に川崎市岡本太郎美術館で一時公開された後、区が都内の美術商から約1365万円で購入した。

 区立美術館の弘中智子学芸員は「旧都庁舎が建築家、丹下健三さんの設計だったため、岡本さん自身、建築に負けない壁画をつくろうと意気込んでつくった勢いのある作品」と話している。

 日本の美術運動展は区立美術館所蔵作品の中から、大正時代から現代までの板橋区ゆかりの作家や日本の前衛作家58人の作品75点が展示されている。入場無料。月曜休館。問い合わせはTEL03・3979・3251。

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【菅氏は頭が切れすぎる】

 --理系、理系博士がどのような場面で必要とされるか

 「理系のみなさんが私は先ほどから申し上げているように、なぜ自分がここで理系の分野でがんばっているかと。その根性というか、意思と強さがあれば、それをどこに生かし切るかも自分なりに見えてくると思っております。これから人の命を救いたいと思って研究にいそしんでいる人たち、学生さんからすれば将来はノーベル賞でも取ってやるぞという思いで努力をされていかれるべきだと思います。ただ、今日の話の中で申し上げたいのは、むしろ理系も、文系も、あまりにも遠い存在にお互いに見過ぎてしまっていると。企業においてもトップになる人たちは文系の人たちが中心であり、官庁も同じだという壁がある。それがこの国を硬直化させてきているんではないかと思います」

 「私のような理系の人間が今回、総理をさせてもらった。この後も菅直人という、私よりも十倍も千倍も頭の切れる、まあ、時々切れすぎるというのが…(会場笑い)。大変切れすぎて…。次の総理の方に何を言っているんだと…(会場笑い)。切れる方が総理になると。いわゆる理系の人が続いて、いわゆる国のトップの仕事をさせてもらえるということが、私はこれからのある意味での、たとえば官公庁もそうでありますし、あるいは企業もそうだと思いますが、その仕組みというものが変わっていく可能性があるとそのようにも思っております。自分自身のことを申し上げるつもりはありませんが、流れが着実に変わりつつあるという思いもありまして、理系の人たちがなかなか入ってこれなかった分野にぜひ挑戦をしてもらいたいと。そのことによって、この国をもっとソフトパワーを高める原動力になると思うからでありまして、ぜひ挑戦してもらいたい。もし壁があると思ったときは、私や、あるいは次の総理に直訴して、ここを直さなきゃいかんぞという思いをぶちまけていただくとありがたい。じっと黙っていると世の中は結局何も変わらない」

 「私はちょうど8カ月挑戦してみて、あまりにも変わらないことが多すぎる。そして変わろうとすることに対する抵抗力というものが日増しに強くなっていくということを感じたところであります。これからぜひ、その抵抗に、さらに強く戦っていけるような体質をみなさん方にも持っていただきたいと思っておりまして、ぜひ、あらゆる分野において、みなさん方は活躍できる素地を持っていると。そこに萎縮(いしゅく)を絶対にしないでもらいたい。むしろ力強く私の方からお願い申し上げたい。そのように思っております。がんばってください」

【評価される生きざまを】

 --時間の関係上、最後に私から質問させていただきます

 「…(右横の司会者を見て驚くようなポーズをとる。会場笑い)」

 --これから博士を目指す学生に期待することやメッセージをお願いします

 「ええっ?、突然横から飛んできました(会場笑い)。安心しちゃいけないな。これからいわゆるドクター、博士を目指すみなさん方に、あなた方の未来が、この国などという小さな話ではなくて、アジアの未来を切り開くか、決める立場にいると自覚をしていただきたい。一人、一人のソフトパワーはそれほど大きなものではないかもしれない。しかし、結果として一人の力が相当大きなこの国を、世界を動かしてきたと信じております。人の命というものを救うために死ぬ気でがんばるのもよいと思います。よりよい社会を作り上げていくために努力する方々も結構だと思います。自分の意思を研究の中で見いだしていただきたい。ドクターを取りたいからドクターになるんだ。博士になりたいから博士を取るんだという思いだったら取らない方がいい。取った先に生きざまを多くの人が評価をしてもらえるような生きざまを、自分自身の意思の中で見いだしていただきたい。そこにみなさん自身の幸せを感じることができると思いますし、人の幸せを自分の幸せと感じることができるような社会を作り上げていくことができる。博士を取るという意思というものを社会の中でしっかりと見いだしていただくことを期待をしております。以上です。よろしいでしょうか。ありがとうございます」

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 飼育している牛66頭のうち6頭を、阿蘇市の草地畜産研究所と天草地方の民間施設の2カ所に分けて移動させる。凍結精液は同センターで約6万本管理しており、このうち約1万本を八代地方の民間施設に持って行く。 

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